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2019年3月のApple発表会から感じた時代の変化:5G回線がサービスのサブスクリプション化を加速させる

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教育と関係ないコラムです。2019年3月25日に開催されたAppleのイベントを見て感じたことをお伝えします。

Appleのイベントそのものはいろいろな見方があり、新しいハードウェアが登場しなかったことで「Appleはもう進化を止めた」と失望している人(メディア)もいるようです。イベント直前に新型iPad、iMac、AirPodsをあっけなく発表したので、イベントで何が出るだろうと期待したものの、出てきたものは結局サービスだけ…と思ったのは私も同じ。

Appleは4つのサービスを発表しました。

  • Apple News plus
  • Apple Card
  • Apple Arcade
  • Apple TV plus

メインはイベントの後半一時間すべてを費やしたApple TVで、予定通りにサービスが展開されればAppleはNetflixと競合することになります。これらを同時に発表したAppleの意図はわかりませんが、直前にGoogleがStadiaというクラウドゲーミングを発表したことをふまえると、次世代のサービスの形がなんとなくわかってきます。

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パブリッシャーのサブスクリプション移行

サブスクリプションはすでにたくさんあって、ニューヨーク・タイムズと日経新聞の成功はすでに知られているし、なによりAmazon PrimeとNetflixはプラットフォーム型のサブスクリプションを大々的に展開しています。サブスクリプションの歴史は以外と古いですが、この業態を強引に普及させた存在はなんといってもAmazon。Amazonは配達、電子書籍、ビデオ、ゲーム(Twitch)をサブスクリプションという形でうまくつなげています。

しかし注目するべきはニューヨーク・タイムズと日経新聞。どちらも有名な新聞ですが、プラットフォームでなくパブリッシャーです。パブリッシャーはコンテンツを生産・提供する側であり、プラットフォームではない。パブリッシャーはGoogle、Facebook、Yahoo!、グノシーなどのキュレーションアプリなどの流通を使ってコンテンツをユーザーに届けています。

私たちはGoogleやFacebookから新聞にアクセスして記事を読む。GoogleとFacebook(Facebookは微妙に違うか?)はコンテンツというよりはコンテンツが流れる道を提供しているのであって、コンテンツが集まる展覧会を開催しているわけじゃない。だから私たちはいちいち道をたどってコンテンツにアクセスしている。そもそもそれがウェブの原始的なシステムなわけだけど。

Appleが今回発表したニュースアプリはまさに展覧会。たくさんのコンテンツがAppleニュースに集まっているので、ユーザーはアクセスする手間を著しく省ける。キュレーションアプリを使ってニュースを読んでいる人はこの感覚に慣れていますが、今回はウォール・ストリート・ジャーナルが参加するということで、また違う傾向が出てくることに注意するべきです。

新聞

ウォール・ストリート・ジャーナルは最も権威のある媒体の一つで、こうした高級紙がサブスクリプション型キュレーションに登場するのは、パブリッシャーがいよいよプラットフォーム型サブスクリプションに移行することを示唆します。独自のサイトにユーザーを惹きつける時代は終りつつあるのです。実際、ウォール・ストリート・ジャーナルを単独で課金してきた人は「えっ、Appleに移ったほうがはるかに得じゃん」と思うはず。

パブリッシャーがサブスクリプション型プラットフォームに移ると、パブリッシャーのユーザーたちはアクセスの手間もコストも軽減される。ニュースはただでさえ競争が激しいので、パブリッシャーが「うちはサイトでしか見れないよ!」と言ったところでユーザーの大きな流れはもう変えられない。パブリッシャーの流通独立性が大きく失われた年がこの2019年です。

AppleはAmazon Unlimited、VISA、Amazon Prime、Netflix、Google Stadiaと戦うと宣言した

ニュースは(ややずれるが)Amazon Unlimited、カードはVISA、ゲームはGoogle Stadia、テレビはNetflixと戦うことになります。ここまで全方位的な攻撃をする会社がApple以外にあるでしょうか?そもそもAppleはなぜこんな大きなことができるのか?

それは、発表会でハリウッドの俳優(?)が「Appleはたくさんの端末がある!」と言ったとおり。すでに世界中の人がiPhone、iPad、Macを持っているからです。端末を抑えているので、サービスを用意に拡大できる。ニュースはiPhoneで読み、支払いもiPhoneで済まし、ゲームもiPhoneでプレイし、映画もiPhoneで見る。何もかもiPhoneで完結する。

ニュースはともかく、カードと映像はVISAとNetflixという強力なライバルがいます。Appleのクレジットカードをわざわざ作るためには、Appleはポイントなどの施策でユーザーを惹きつけないといけない。クレジットカードはドル箱ですが、銀行や人材と同様に差別化が難しい分野です。

映像は兆単位で予算をつけているNetflixに勝てるでしょうか?Netflixはクリエイターと仲良く、ライセンスだけでなくオリジナルコンテンツも増やして権威ある賞もすでに受賞しています。Netflixは映像のGoogleやAmazonになっており、言い方をきつくすれば独占状態に入っています。

そしてゲーム。これは直前に発表されたGoogleのStadiaと競合することになり、広義にはSonyのPlayStation、MicrosoftのXbox、任天堂のSwitchもライバルになります。しかし一番のライバルはGoogleでしょう。

GoogleのStadiaは明らかに5Gを意識しています。5Gが世界をどう変えるかはまだ誰にもわかりませんが、私は個人的に、変化の中心は次の三つだと予想しています。

  • ゲームとゲーム実況
  • 人工知能とロボティクス
  • 都市のスマート化

Apple、Amazon、Google、Facebook、Twitter、Wikipedia、Reddit、Spotify、日本で言えばリクルート、サイバーエージェント、カカクコム、スマートニュースあたりはすべて4Gを土台にして発展した会社です。AmazonもGoogleも4G前に生まれ発展していますが、Appleが開拓したスマートフォンがAmazonとGoogleの発展をさらに強固にした、あるいは明確に形付けたと言っていいでしょう。スマートフォンの歴史は4Gの歴史であり、この意味で今のサービスは4G世界の産物です。

5Gは4Gの100倍の速度が出るため、テキスト文化はラジオと同様に市場が急速に縮小するでしょう。つまり新聞社、雑誌社、当サイトのようなテキストメインの独自メディアは明らかにパイを失います。これらが失うアクセスの半分程度は動画に流れるでしょう。一部のメディアとインフルエンサーがYouTubeに流れているのは自然な流れです。

5G回線

しかしこれは5Gの本質ではありません。本質を理解するにはGoogleがYouTubeを土台にクラウドゲーミング市場を開拓しようとしているところにあります。5G回線が整えば、より解像度が高く、より複雑なゲームがクラウド上でプレイできます。ゲームは動画よりもはるかに回線を消費するため、4G回線でTwitchを見ることは難しいわけですが、来年は難なくTwitchを閲覧できるようになります。

もう一つ極めて重要なトレンドがあります。それはアニモジ。アニモジに注目しているのは私くらいかもしれませんが、アニモジの普及はアバターの普及を促し、ゲームと結びついてバーチャル空間を広げます。

ゲーム市場が世界的に拡大していること、そして回線が100倍になること、アバターが増えてバーチャル空間が広がること。これからわかる結末は、動画、ゲーム、アバターの融合したバーチャル空間が加速的に広がり、バーチャル空間で様々なサービスが完結する未来です。

5G回線によるバーチャル空間の拡大

これはほぼ確信している未来ですが、いわゆるシンギュラリティ(人工知能が人間を超える瞬間)はバーチャル空間の拡大と関係するでしょう。

話は前後しますが、先ほど5G回線が動画、ゲーム、アバターの3つをつなげてバーチャル空間が広がると言いました。このトレンドがほぼ確実な理由は、現実世界のもう一つのトレンドにあります。それは産業ロボットが人間の労働を奪い、人間の付加価値が発揮できる領域が医療とコンピューターに収束しているというトレンド。

医療など特殊な分野を除いて、労働の領域がコンピューターで回るようになっています。極端なグローバル化とリモートワークが進めば、バーチャル空間の仕事やコミュニケーションが当たり前になるでしょう。

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今はスマートフォンでメールをやり取りをしていますが、やがて「メール?なんでテキストなどという原始的なやり方でコミュニケーションしないといけないんだ?」という日がきます。その傾向はもう見られますが、4G回線が邪魔しています。ということでLINEの独占をひっくり返すワンチャンスが2019〜2021年くらいにある。

それはともかく、メディア、コミュニケーション、仕事が動画やアバターを中心にバーチャル空間で回るようになると、あたかもそれが一つの新大陸のように一大世界を形成するため、流通を整備する新しいプラットフォームが次々に誕生するでしょう。Googleはそこをゲームという市場から捉えて、今の検索エンジンと同様の立場を築きたいのです。

ここまで一気に俯瞰するとAppleの戦略がより具体的にわかってきます。Appleは5G回線を土台にして生まれるバーチャル空間を、まずはニュース、決済、ゲーム、映像から抑えたい。5Gの生み出すプラットフォーム市場を抑えたものが2030年の勝者になるからです。つまりAppleは最初から、5Gの勝負が決まるだろうシンギュラリティの直前を抑えにきている。

サブスクリプション全盛期

サブスクリプションの本質はコンテンツの流通コストを抑える点にあります。これはユーザー目線であり、生産者目線ではありません。

バーチャル空間の流通コストはほぼ0なので、バーチャル空間の拡大はより拡大し、現実だけで完結する経済圏は縮小します。まして2030年は中国を含むほとんどの先進国で超高齢社会になっているので、先進国全体の経済規模はリアルとバーチャルの奪い合いです。

現時点でサブスクリプションがトレンドになっていないものはなんでしょう?バーチャル空間を利用できて、あるいはバーチャル空間の拡大とともにその需要が活発になるサービスはなんでしょう?

それはLINEスタンプならぬ、コミュニケーションアバターです。アバターは一大市場を生むことが明らかで、しかもサブスクリプションと相性がいいサービスです。電子的で流通コストが0、生産と保管が容易な上に、ゲーム、コミュニケーション、買い物といった場面で利用が考えられます。

続いて専門書。現在、簡単な実用書や雑誌はAmazonなどがUnlimitedで対応していますが、専門書は対応していません。医学書、薬学書、数学や物理といった高度な専門書は需要が少ないため、一冊の単価が高価になります。図書館や大学が競争相手になりますが、いちいち借りる手間は明らかに5G時代の求める低コスト流通というコンセプトとずれます。

Appleがナショナルジオグラフィックの紹介で明らかにしたように、テキストと動画の融合はメディアの一大トレンドになるでしょう。医学や物理といった分野は特に映像と結びついているので、専門書の動画化が進み、それが電子媒体となってサブスクリプションに統合される時代がきます。

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そしてプロモーションビデオ。私も少し準備していますが、プロモーションビデオのサブスクリプションもトレンドになります。音楽は今のところ聞くだけで、見るものにあまりなっていません。見るとしたらワーナーなどのYouTubeの公式チャンネルですが、依然としてミュージックビデオはトレンドと言えるレベルには普及していない。もちろん一部のサービスは展開していますが。

ミュージックビデオはただの音楽と違い、画面を持たないスマートスピーカーはもちろん役に立たない。スマートスピーカーは微妙な立場に追いやられるでしょう。今後これ以上普及することはないと思いますが、その傾向がはっきりするのは音楽市場が音声とビデオに二分されてからの話。

私は音楽こそがあらゆるメディアの王様だと考えています。映画でもニュースでも、絵でもマンガでもありません。音楽こそがメディアの先駆者であり、メディアの形を決定します。

Facebookはなにを手本としましたか?マイスペースです。インターネット史上最も大きな事件は?ナップスターの音楽ファイルの共有です。そして今これを読んでいるあなたが持っているスマートフォンは?スティーブ・ジョブズの生んだiPhoneはもともと音楽を聞くだけのiPodでした。

なぜ音楽はメディアの中心か。それは最もメディアに近い五感である目と耳を両方ともおさえているから。今までは耳に偏っていましたが、動画全盛期に入ればミュージックビデオがじわじわと音楽市場で成長するでしょう。

個人的にミュージックビデオはVRに収束すると考えています。これは一部の歌手がすでに取り入れていますが、ゴーグルが普及していないので、まだ産業として成り立っていません。バーチャル空間で仕事することが常識になり、ゴーグルの装着が自然になってくれば、新しいミュージックビデオの形ができるはずです。それはつまり、ミュージックビデオを中心とした新しい音楽サブスクリプションが生まれることを意味します。

5G回線がサブスクリプションを後押しする

今までの総まとめに入ります。5G回線はまず動画、ゲーム、アバターを中心にバーチャル空間を拡大し、より多くのサービスで流通コストを下げます。コンテンツはなるべく一つにまとまっているほうがユーザーの流通コストは下がるため、サブスクリプションが一般化します。

よく考えると当たり前の結末ですが、当たり前の未来は意外なほど想像が難しい。だからこそこうして文字に起こして具体的な予測を並べましたが、最後に再びAppleとAirbnbについて考えて終わりにします。

サブスクリプションの勝者は今のところAmazon、Netflix、Googleあたりですが、サブスクリプションの最大の敵、つまりApple、Amazon、Google、Netflixの本当のライバルは一部のユーザーが強固に支持しているAirbnbを中心とした共有経済です。共有経済の動向を知らない会社は今後数年でひねり潰されるでしょう。

共有経済は実はすさまじい勢いで成長していますが、その代表は民泊と自動車です。共有で得られるコスト削減費用のうち、一番利幅が大きいものが不動産と自動車。つまり今の共有経済は生まれるべくして生まれ、発展するべくして発展している。

共有経済はやはり5G回線とバーチャル空間の拡大に伴って変化し、発展するでしょう。利幅が大きいものから順番に生まれます。それこそキッチンや倉庫かもしれないし、MacBookや家電かもしれない。

民泊を除いた共有経済が成り立つ条件は都市化です。都市化が進まないと物理的流通コストが高くつくため、共有経済はすぐに頭打ちがくる。つまり東京をスマートシティにして、より大きく成長しないと日本の共有経済はこれ以上成長しないことになります。

都市

スマートシティが最も進んだ都市は深センや上海などを中心とした中国です。中国はプライバシー問題は別に個人の顔認証システムが極度に進んでおり、防犯を軸とした都市のスマート化が発達しています。5Gの影響に都市のスマート化をあげましたが、5Gはここでようやく共有経済とつながって物理的な発展に寄与します。こうして5Gはサブスクリプションと共有経済の両面を支える巨大な基盤になります。

今後10〜15年を率いる会社はGoogleかもしれないし、Appleかもしれないし、Amazonかもしれないし、まったく別の存在かもしれない。ただ一つ言えることは、その存在は5Gという基盤を人工知能などのサブ技術と組み合わせてサブスクリプションと共有経済に活かすものであって、決して既存のメディアやサービスにしがみついているものでないということです。どちらもプラットフォームが中心であり、生産者と消費者の流通コストを極限まで減らす努力をしたものが最終的に勝利するでしょう。

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