ベンゼン環と芳香族化合物の基本

ベンゼンとは、6つの炭素が環状につながった物質のこと。ベンゼンの炭素間結合は便宜的に単結合と二重結合で表すが、実際は単結合でも二重結合でもない。

芳香族炭化水素

ベンゼンの炭素間結合は6つともすべて同じで、「単結合と二重結合の真ん中」といった結合である。大学ではしばしば上図の右下のように、六角形と丸の組み合わせで表すが、高校化学では右上のように六角形の辺を二重に書くようにする。

大学入試では問題冊子の始めにベンゼンの書き方が指定されている場合が多い。問題を解く前にチェックしよう。なお当サイトではさらに簡略化してただの六角形で表すことがある。

ベンゼンの炭素についている水素は基本的に書かない

芳香族炭化水素2

上図にあるようにベンゼンはただの六角形で表し、炭素にくっついている水素は書かない。

ベンゼンの水素の置換と芳香族化合物

ベンゼンについている水素はCH3などに置換できる。ベンゼン、そしてベンゼンの置換物を総称して芳香族化合物という。

芳香族炭化水素3

例えば一つの水素がCH3に置換されたものをトルエンという。

代表的な芳香族化合物

まずは次の6つを覚えよう。

芳香族炭化水素4

芳香族炭化水素5

とりわけフェノールと安息香酸は有機化学の中心的物質。

一つの水素が置換された芳香族化合物は実は6つに大別される。

芳香族炭化水素6

上3つ(炭化水素、アミン、ニトロ)は中性、下3つ(フェノール類、カルボン酸、スルホン酸)は酸性。ただしアミンは弱塩基性。

中性(またはそれに近いもの)

酸性

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