たぶんわかりやすいスピノザの解説と解釈

スピノザはオランダの哲学者で、デカルトと同じく17世紀の大陸合理論の哲学者。神即自然の唱え、『エチカ』を著した。

スピノザを代表する思想は神即自然。これは世界、物質、精神のすべては本質的に一つであり、それは神であるという考え。

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神即自然

りんごが落ちるといった自然現象はすべて神の必然のもとにある。人間の精神あるいは精神にもとづく思索と行動もまた、本来は神の定める合理性にしたがっているはずである。

スピノザの思想の独自性は自由意志の否定にある。ルネサンス以降、ヨーロッパ思想の中心は、古い慣習と非合理性の満ちた旧キリスト教社会からの反動としての側面をかねた、自由と合理性の追求にあり、自由意志はその根本をなしている。

しかしスピノザはデカルトのように人間固有の合理性から出発しておらず、神ありきの汎神論的世界観から出発し、自由意志を否定した。これは一見するとプロテスタント的にも感じられるが、根本的にスピノザとプロテスタントは異なる。

スピノザのエチカはユークリッド原論と同様の公理と命題の形式をとっていることから、自由意志に関する命題は神即自然という一大体系の末節の結論にすぎない。

解釈と見解

注 ここからは筆者の見解になります。

スピノザの汎神論的思想は日本の八百万神に似ていますが、八百万神は生身の人間の存在や精神を神とつなげて考えていません。

スピノザの「すべては神である」という考えは非常にユニークで、個人的にスピノザの影響を受けているだろう哲学者はヘーゲルと考えられます。もちろんヘーゲルの真意はわかりませんが、ヘーゲルの歴史の絶対精神という思想はスピノザの汎神論的な考えに通底するでしょう。

歴史とは物質的空間のすべての経過であり、自然の変化も人間の営みもすべてをふくむ大きなものです。私たちの自由意志もまた歴史にふくまれています。

その歴史をヘーゲルはあたかも一つの意志(絶対精神という)として、弁証法によって発展するとします。ヘーゲルの絶対精神はスピノザの神に近いものがあると思いますね。

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