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ブログをはじめて書くという方、ブログのアクセス数を増やしたいという方に向けて、ブログの書き方や作り方を説明します。この記事は頻繁に更新されています。
ブログをきちんと作るために必要な三つの考え方を紹介します。
ブログは毎日書く必要はありませんが、定期的に記事を公開する必要があります。2日に1本くらいでもまったく問題ありません。
「毎日更新しないとアクセス数が下がってしまう」と主張している記事を見かけることがあります。それは半分本当で、半分は正しくない。カテゴリーによって必要な更新頻度はまったく異なります。
このサイトは辞書的であり、リファレンスとして使われていますが、そういった類のサイトで更新頻度はアクセス数の増減にほとんど影響しない。しかしエンタメ系のサイトでは更新頻度がアクセス数の成長に強く影響するでしょう。これは次のようにも言い換えられます。
流入元が検索エンジンまたはダイレクト
→更新頻度はほとんど関係ない
流入元がSNS
→更新頻度がアクセス増減に強く影響
きちんとしたコンテンツは検索エンジンにも閲覧者にも(長い目で見て)適切に評価されます。もしサイトのアクセス数を伸ばしたいと思うなら、良質なコンテンツを作ることが不可欠です。
残念ながら、自分が良質だと思っても、他人はそうでもないと評価するケースがかなりあります。きちんと書いても、それが必ずアクセスを集めることにはなりません。
良いコンテンツとは次の三つのうちどれか一つでも当てはまるものをさします。
特に最後の条件が重要で、これは「こうすればアクセスを集められます」系の解説記事にあまり書かれていません。
このサイトではいくつかの記事がダイレクトで閲覧されていますが、それらは何度もくりかえし閲覧されるもの、利用されるものです。「パスワードをランダムで作る」といったwebアプリを考えるとわかりやすいでしょう。アプリとまではいかないまでも、日常的に頻繁に使われるようなものは多くのアクセスを長期的に集めます。
タイトルはかなり、ものすごく、非常に重要です。記事の中身は同じでも、タイトルによってアクセス数は10倍以上変わるはずです。検索エンジンでどのような言葉が検索されているか、どのようなタイトルが人の目を引くか、といったことをきめ細やかに考える必要があります。
タイトルを決定するために必要な時間は、記事を書いた時間の10%くらいです。いいコンテンツを作ったときは、慎重にタイトルを決めよう。
より人を引きつけるためのテクニカルな傾向は一個しかありません。それは長めのタイトルにするということです。この記事のタイトルも比較的長いですが、このくらい長くても問題ありません。
若い世代はスマホで閲覧します。スマホ対応になっていないと、電車に乗りながらネットサーフィンしている層のほぼ全員がすぐ離脱することになります。スマホ対応は、CSSファイルにメディアクエリを入れるだけで終わりです。
若い世代の7割くらいはiPhoneを使っていると考えられるため、iPhoneの実機は用意して、iPhoneでどう見られるかをチェックするといいかもしれない。
ただ、デザインがちゃんとスマホ対応しているかどうかは、スマホをもっていなくてもGoogle Chromeでチェックできます。
テーマを絞ること、つまり時間を一つのことに集中させることは、あらゆる戦略で最も基本的である、とドラッカーは「経営者の条件」で執拗に述べています。同時に三つ以上のことをこなす人はいない。できることはせいぜい二つまで。
テーマを一つに絞ることで、そのサイトの特色が自然に出てきます。さらに自分自身の執筆速度も上がり、ニッチでナンバーワンになる可能性が開かれます。
タイトルは内容と同じくらい大事。タイトルの重要性はアプリマーケティング研究所というサイトが細かいテクニックを考察しています。
ただし、おおげさなタイトルを掲げながら中身スカスカの記事を生産していると、ユーザーがだんだん離れてしまう。
descriptionはその記事の概要であり、検索結果に表示される説明です。これがないとユーザーに記事をアピールできません。
画像がない記事はなぜか読まれない。自分が読む側になってみると、画像がまったくない記事よりも、画像をうまく使っている記事のほうを選ぶと思います。
画像をうまく入れて、記事にメリハリをつけよう。
ページの応答が悪いサイトをいつまでもじっくり待つ人は少数派です。レスポンスを上げるには
ことが重要。もしjQueryを使っていないのにjQueryを呼んでいたら、そのスクリプトタグは今すぐ除去するべきです。画像の圧縮はサーバーのhtaccessにいくつかのコードを記述するか、そもそもの画像をjpg形式にしてきちんと圧縮するだけでOK。
無用なソーシャルプラグインは消してもいいかもしれない。一週間以内のツイッターとフェイスブック経由のアクセス数が0だったら、プラグインは今すぐ削除です。
不思議なことに、記事を100ページ(もっといえば300ページほど)以上書くと、アクセス数は飛躍的に伸びる。
1ページあたり10,000文字の記事を10個公開するよりも、1ページあたり1,000文字の記事を100個公開するほうが、はるかに効率的です。
検索結果には10個の記事が表示される。つまり11番目の記事はほとんど閲覧されない。上位にある記事はほとんどの閲覧を集めつづけるため、それらの記事よりもコンテンツをふくらませなければいけません。
競争に挑むことは、失敗の道に入る第一歩です。ランチェスター戦略では、明確なリーダーがいない競争でもライバルの1.7倍(参考:スティーブン・G・ブランク「アントレプレナーの教科書」p183)のコストがかかるとしています。
実際、特定の言葉で検索されることを目標にする場合、ライバルの2倍以上のコンテンツを作ってはじめて、検索上位の10個にようやく入るか入らないかというレベルになります。もちろん努力がそれ以上に報われることもありますが、そうでない場合もあります。
大切なことは、なるべく競争しないということです。競争するということは、競争という摩擦の分だけ無用な努力を強いられることを意味します。
誰も書いていないことを書けば、それが誰かのためになる限り、100文字でも50文字でも価値のあるコンテンツになります。これはツイッターや芸能人ブログが存在できることと表裏一体の考えです。
プログラミングや学問的な分野では、誰も書いていない未開の分野が非常にたくさんあります。そしてほんのちょっと書いただけで検索上位に入るものがまだあります。
文字数を増やすよりも、自分の専門領域を深めるか、増やすかするほうがいいといえます。専門的な分野はニッチであり、ページビューを効率的に稼ぐことができないと思われがちですが、それは確かにその通りです。
つまりブログを書く上で考えるべきことは、ニッチの限界をとるか、競争の摩擦をとるか、というバランスをどうするか、ということです。
成功と失敗をわける最大のものは、続けたか諦めたかの違いです。諦めたらすべて終わりですが、諦めなければアクセスは少しずつ伸びます。
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