9割をねらえ!解決!センター倫理(Z会出版)の評価と使い方

『9割をねらえ!解決!センター倫理(Z会出版)』はセンター倫理の参考書・問題集です。

項目 評価
使いやすさ ★★★
詳しさ ★★★
おすすめ ★★
レベル 初級
対象 高1~高2

構成と内容

各単元ごとに左ページに解説、右ページに問題があります。単元は教科書に沿うような形で細分化されています。例えば諸子百家は儒家とそれ以外に分かれています。

左の解説ページはページ数などの都合上かなりざっくりとしており、これだけでその単元を理解することは難しいでしょう。ボリュームは他の倫理の教科書(例えばセンター試験過去問まえの基礎固め倫理、政治・経済)の三割程度しかありません。

ポイントはきちんと整理されていますが、これだけでセンター9割を狙えるとは考えにくいです。また重要なポイントも抜けがあり、「これはどうしても外せないが書かれていない」という点も見受けられます。残念ながら倫理教材としての中途半端感は否めません。

また右ページの問題は選択問題ですが、すべてセンター過去問からの抜粋であり、センターはセンターとしてまとめて解きたいという人は注意してください。他の河合塾などの倫理問題集はオリジナルの問題をきちんと用意しているため、この点においても中途半端な印象があります。

難易度と詳しさ

難易度はそれほど高くなく、倫理を初めて学ぶ人にとって使い勝手がいいようなイメージもありますが、実はそうではありません。コンパクトさを追求しているため、本書を一読しただけでは思想の背景やつながりがわからず、曖昧な知識だけが残ってしまいます。

ある程度知識がないと厳しいと思いますが、それにしては解説と問題の難易度が高くないため、ここでも中途半端な感じが出てしまいます。

まとめ

本書は源流思想、西洋思想、日本思想、現代社会に分けており、それぞれに細かい単元があります。この四つは終わりにセンター過去問を用意していますが、センターはやはりセンターとして時間を決めてやるべきであり、人によってはやりにくい、やらない人もいるでしょう。

使い方としては定期テスト前のポイントの整理があげられます。ただしポイント総整理は20日完成スピードマスター倫理問題集のほうが有効です。

広告