植物の落葉と離層形成(植物ホルモンとエチレンの働き)

一部の葉を光のない状態にすると、その葉はすぐに枯れて白っぽくなる。やがて茎からはがれて落ちる。これを葉の老化という。

老化

植物では一部の老化は別の成長につながっている。光不足などで枯れはじめると、アブシシン酸などの植物ホルモンによって老化が進行し、その葉のタンパク質が分解されていく。

タンパク質はアミノ酸が合成した物質であり、アミノ酸は生きていくために必須である。老化によって葉のタンパク質はアミノ酸に分解され、新しい葉の成長に再利用される。つまり植物にとって老化(一部の器官の死)は成長に必要な変化といえる。

離層

葉の老化がある程度進むと、葉の根本のほうで離層という特殊な細胞層が作られる。

離層は細胞間の結合力が小さく、葉と茎は離層を中心に切断される。これが落葉のしくみであり、落ちている葉のほとんどが葉の途中で分断されているわけではない理由は、離層が茎に近いことによる。

植物ホルモン

老化と離層はエチレンという炭化水素で低分子量の植物ホルモンが関係している。エチレンは

  • 老化をうながす
  • 離層を形成する

役目を負っている。老化にかかわるホルモンとして、他にアブシシン酸がある。

離層(応用)

落葉のしくみである離層はエチレンが大きく関わっている。オーキシンが活発なうちは葉も活発に生きているが、エチレンが活発になると離層が促進される。この意味でオーキシンとエチレンは真逆の影響力を持っていることがわかる。

若い葉…オーキシンが優勢
老いた葉…エチレンが優勢

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