発電の種類(水力、火力、原子力、太陽光、風力)|小学社会
電気を作ることを発電という。発電は水力発電、火力発電、原子力発電、太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電などがある。
発電 | 方法 |
---|---|
水力 | ダムの貯水を放水することでタービンを回す |
火力 | 石炭や石油を燃やす |
原子力 | 原子という小さな物質から大きなエネルギーを取りだす |
太陽光 | 日光を電気に変える |
風力 | 風で風車を回す |
地熱 | 地中の熱を電気に変える |
戦後の日本は水力発電と火力発電が中心だった。1990年代から原子力発電が水力発電を上回るほどになったが、東日本大震災の福島原発事故をきっかけに原子力発電はほとんどなくなった。
2017年現在、日本の発電のほとんどは火力発電でまかなっている。
水力発電
戦前の日本を支えていた発電。山の奥深くにダムを作り、ダムに雨水をためる。水がある程度たまってきたら、その水を下に流し、その勢いでタービンを回す。タービンが回ると電気が作られる。
水力発電は、ダムを作るときに環境が破壊されてしまう。また、都会から離れたところに発電所があるため、送電(発電所から住宅まで電気を送ること)のときに電気の一部が逃げてしまう。
火力発電
現在の日本の電気は火力発電でまかなっている。石炭や石油を燃やしたときに生まれるエネルギーを電気にする発電である。
戦後直後は石炭と石油が同じくらいに使われていたが、次第に石油の比重が大きくなった。しかし近年は石炭の割合が再び上がっている。
原子力発電
ウラン235という物質を分裂させると、大きなエネルギーが放出される。このエネルギーを電気に変える発電を原子力発電という。
原子力発電の問題
原子力発電所は福島県の太平洋沿岸と福井県の若狭湾に多くあったが、原発事故をきっかけに多くは閉鎖された。
原子力発電の問題は、2000年以前から世界各国であった。センキュー179年、アメリカのスリーマイル島原子力発電の事故や1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電事故などで、原子力発電の問題は既に指摘されていた。
再生エネルギー
太陽光、風力、地熱、バイオマスといった自然エネルギーは再生可能エネルギーといわれる。これらの発電は二酸化炭素などの物質を生まないクリーンエネルギーだが、コストがかかるというデメリットもある。
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