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動物の分類(魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類の違い)|中学受験理科

動物は魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類があります。この分類は呼吸や体温にもとづいています。例えば魚類は「えら」で呼吸しますが、私たちは肺で呼吸しますね。

  • 魚類
  • 両生類
  • は虫類
  • 鳥類
  • ほ乳類

それぞれの動物はどのように呼吸して、体温をどのように調節しているのでしょうか?

サメの画像

画像はサメ(パブリック・ドメイン、ウィキメディア・コモンズより)

☆メモ

生物はだいたいこの順番に進化しました。最初に魚が生まれ、やがて両生類、は虫類と進化し、最後に鳥類とほ乳類が生まれました。「ほ乳類は鳥類が進化した生物だ」というのは正しくありません。

呼吸

一番大切な違いは呼吸です。は虫類、鳥類、ほ乳類が肺で呼吸しますが、魚は「えら」で呼吸します。両生類は子どもの時は「えら」で呼吸し、大人になると肺で呼吸します。

  • 魚類 … えら
  • 両生類 … えら・肺
  • は虫類 … 肺
  • 鳥類 … 肺
  • ほ乳類 … 肺

両生類で一番有名な生き物はカエルですね。カエルは子どもの時、オタマジャクシと言われます。オタマジャクシは「えら」で呼吸しますが、大人になると肺で呼吸するようになります。

カエルの画像

画像はカエル(パブリック・ドメイン、ウィキメディア・コモンズより)

☆メモ

えらで呼吸するか、肺で呼吸するかは、水中で生きているか、陸上で生きているかという違いがあるよ。でも水中にいるほ乳類もいます。クジラとイルカが有名なほ乳類ですね。クジラは肺で呼吸するほ乳類ですよ!

体温

鳥類とほ乳類が他の三つと違うのは体温調節です。鳥類とほ乳類は環境にかかわらず体温が一定です。私たちもだいたい36度くらいですね。寒いところに行ったら10度になって、暑いところに行ったら40度になる、なんてことはありません。これは鳥類も同じ。

しかし魚類、両生類、は虫類の三つは、環境の温度が体温になってしまいます。寒いところに行ったら体温が冷たくなり、暑いところに行ったら体温も熱くなる。

☆覚えよう

環境の温度が体温になってしまう動物を変温動物という。つまり魚類、両生類、は虫類は変温動物です。環境に温度にかかわらず体温が一定する動物を恒温動物といいます。

  • 魚類 … 変温動物
  • 両生類 … 変温動物
  • は虫類 … 変温動物
  • 鳥類 … 恒温動物
  • ほ乳類 … 恒温動物
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