3分に1回消しゴムを使う人は、1日あたり30分以上の時間をドブに捨てている

自分がどのくらいの頻度で消しゴムを使っているか、よく分析してください。これは受験生にとって最も重要な自己分析です。

自著『150分で6完する東大理系数学』にもたっぷり詳しく書いてありますが、特に数学は消しゴムの使い方で成績は大きく変わってきます。消しゴムは要所要所で使うべきで、やたらめったら使っていると試験時間はどんどん削られる。普段から消しゴムを使わない癖をつけるべきです。

3分に1回消しゴムを使う人は、3分に1回およそ10秒の時間をドブに捨てています。消しゴムで消す時間、消しゴムのカスを払う時間、集中が途切れてから再び集中するまでの時間を合計すると、だいたい10~20秒ではないでしょうか。ここでは10秒と仮定します。※消しゴムを1回使うとどの程度時間が消耗されるか計測してください。できれば消している量の平均も。特にセンター試験直前期の方は必ず。

すると1時間あたり3分以上無駄にしていることに。受験生の1日の勉強時間を10時間とすると、30分以上ドブに捨てている理屈になります。

消しゴムを使う理由をきちんと考えて、使う必要性があまりなかったら使わないでください。本番中、残り時間がわずかとなったらほとんどの人は(解答用紙の訂正でない限り)消しゴムをほとんど使わないでしょう。問題用紙の書きこみを消しても点数に反映されないから。消しゴムで消すという行為が本質的に無駄であり、自己満足でしかないと無意識にわかっているから。

しかしこれは本番に限った話ではありません。受験生にとって残り時間はいつもわずかです。あと2年、あと1年と思っても、その2年、1年はあっという間に1日になります。時間効率を極限まで上げない限り、第一志望校はただの憧れになってしまいます。第一志望校合格のための第一歩は脱消しゴムです。

脱消しゴムを心がければ、毎日ハンディクリーナーを使って机の上を掃除する手間も省けます。それどころかハンディクリーナーやほうきを買うお金と時間も省けます。