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試験の成績と偏差値を上げるには消しゴムをなるべく使わない:3分に1回消しゴムを使う人は1日に30分くらい無駄にしている

自分がどのくらいの頻度で消しゴムを使っているか、よく分析してください。これは受験生にとって最も重要な自己分析です。

数学は特に、消しゴムの使い方で成績はがらりと変わるでしょう。消しゴムは必要最小限に使うべきで、やたらめったら使っていると時間はどんどん削られる。普段から消しゴムを使わない癖をつけるべきです。

この記事の結論

  • 消しゴムはなるべく使わない
  • 消しゴムを使う時間は自己満足

消しゴムは時間のムダ

3 分に 1 回消しゴムを使う人は、3 分あたり 20 秒くらいの時間をドブに捨てています。

消しゴムで消す時間、消しゴムのカスを払う時間、集中が途切れてから再び集中するまでの時間を合計すると、だいたい 10 ~ 20 秒ではないでしょうか。

(消しゴムを 1 回使うとどのくらい時間が消耗されるか計測してください。できれば消している量の平均も)

すると 1 時間あたり 6 分くらい無駄にしていることに。受験生の 1 日の勉強時間を 10 時間とすると、1 時間以上ドブに捨てている理屈になります。

図のとおり、消しゴムを使うと集中力がそれだけ減る。集中力をもとに戻すには時間がかかる。点線と実線の差「集中力の差」はそのまま勉強効率と成果の差になります。

普段の勉強で消しゴムをしょっちゅう使っている人は、消しゴムをまったく使わない人よりも半分くらいの成果しか出せないかもしれない。

今日から消しゴムをひかえよう

消しゴムを使う理由をきちんと考えて、使う必要性があまりなかったら使わないでください。

本番中、残り時間がわずかとなったらほとんどの人は(解答用紙の訂正でない限り)消しゴムをほとんど使わないでしょう。問題用紙の書きこみを消しても点数に反映されないから。消しゴムで消すという行為が本質的に無駄であり、自己満足でしかないと無意識にわかっているから。

これは本番に限った話ではありません。受験生にとって残り時間はいつもわずかです。あと 2 年、あと 1 年と思っても、その 2 年、1 年はあっという間に 1 日になります。時間効率を極限まで上げない限り、第一志望校はただの憧れになってしまいます。第一志望校合格のための第一歩は脱消しゴムです。

成績が上がらない、偏差値が上がらないという人はだいたい無駄な習慣をもっています。中でも消しゴムはかなりポピュラー。消しゴムを使わないというだけで、他の人よりも効率よく成績を上げられるでしょう。

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