イクメンという無理な押しつけと女性の社会進出を阻むもの|学生コラム

BLOGOSのBLOGOS編集部著「「働いてさえいれば男性としての役割を果たしている」という価値観を見直すべき~田中俊之氏インタビュー~」(2015年10月7日付)という記事で、改めてイクメンと女性の社会進出って何だろう??と思った。

「男は外に出て会社でずっと働き、女は内にこもって家事に専念する」という偏見はそれなりにあると思う。言っていることはわからないでもないし、その考え自体を全否定してもしょうがない気もする。

でもこの偏見は、例えば主夫をやっている男性とか、社会進出して男社会の風潮を蹴散らしてやろうという信長みたいな女性とかと対立するんだよね。

ちなみにBLOGOSの記事はもっともなことを言っているよ。ただその記事を読んで思ったことをコラムにしたくなったのだ。

イクメンというハードルは無理である

イクメンという言葉を作って仕事も家事も子育ても全部両立させる人、よくクローズアップされるよね。それほど器用な人がどれだけいるだろう?

イクメンという理想はあるけど、イクメンらしき人の日常を編集して放送していくと、だんだんそれが具体化されて、現実化されてしまう。そして「イクメンなんて別に理想でもないよね、なって当たり前だよね」という風潮ができちゃう。

かもしれない。

男性の子育てを応援する会社がどれだけいるかわからないけど、たぶん多くの会社はやってない。もしそうなら、男性になんでもかんでも押しつけるのは間違ってる。

男性の総イクメン化をはかるなら、会社の文化を根こそぎぶっ壊さないと無理だよ。育児休暇を無理やりとらせる、とらせないのは間違っている、みたいな文化を小さい会社までしみわたらせないと、無理だよ。

女性の社会進出について

一方、女性の社会進出はどうだろう?

女性の社会進出は労働力の不足問題を解決する切り札であると同時に、いろんな問題とからみあってなんとも言えないところが…。このへん、言い方を誤ると大変なことになるから、オブラートになんとなく言うけど。

女性は女性ですさまじい量の悩みを抱えている。これは間違いない。結婚と妊娠と出産が仕事と家計に影響するうえに、子どもの待機児童問題まである。これ書いている人、男ですが、もし違うほうの性だったらデモ起こしてそうですよ。

国会の前で「これ以上どうにもならんだろ!」みたいに叫んだかもね。そもそも妊娠と出産って体に猛烈な負担がかかるうえに、お金もすごいかかってくる。

その間、女性は健康的な問題から会社を休職するけど、一部の会社はこれが嫌なんだな。業務の遂行うんたらと呪文を唱えて、「そうかじゃあこの際辞めてくれるか?」みたいな流れもしばしばあるそうだ。

20年後介護される身になるかもしれないその上司が、高齢者の介護負担を持つことになる次世代の若者を生もうとする人に、そんなことが言えるかね。

話を戻して、女性の社会進出について。女性の社会進出というイメージをつくろうとしているマスコミはたぶん、夫とも良好、子育てもOK、仕事もばっちりという銀座を闊歩する完璧な女性を偶像にしているけど、これも

ムリ!

だよ。一人でなんでもこなす理想的な女性をドキュメントにして放送することで、強い女性とは~という説教は聞けるけど、その理想は多くの女性にとってムリと言いたくなるほどの壁をつくっている。

朝早く起きて子どもの支度をして、洗濯をやって、夫の朝ごはんをつくって、自分の化粧を整えて、子どもを幼稚園に送って、仕事場にいって、夕方に会社から一度抜けだして幼稚園から子どもをひきとって、再び会社に戻って夜遅くまで働き、会社近くの酒場で少しつきあって、夜中に帰宅して洗濯物をしまったり、風呂の後掃除をしたりする。

誰がこの生活をずっと続けていけるんだ?

女性の社会進出を阻むものは

女性の労働時間 男性の育児補助

の二つにかかってるよ。

まず労働時間を減らせばいい。リモートワークでなどを活用して。子どもが3歳になるまではずっとこのくらいよ。だって子どもは社会の宝なんだから。

そして男性の育児休暇を強制的にとらせる。具体的には生まれて最低半年。最低半年は休暇とるべきだよ。赤ちゃんができたばかりってすごく大変だから、男性は男性社会の決まり事の中で考えず、女性社会の悲鳴をきちんと聞いて、今後の働き方を決めるべきだよね。

イクメンも女性の社会進出も、会社の生産性にかかっている

みんながイクメンに、すべて女性が社会進出するという状況にするためには、大企業から中小企業まで、労働生産性を上げて、一人の労働時間を短くするという変化が必要ですよ。

そして子どもは宝という認識をみんながもって、会社がその社員の人生を祝福するようにならないとダメですって。

© 2016 匿名元大学生