高校生物は高校物理に比べて時間コストが高く、大学受験では不利に働くかもしれない

東大の理系では「物理+化学」か「化学+生物」になる場合が多い。私は「物理+化学」でしたが、生物の知識も持っています。

個人的な感想では、生物は化学の10倍くらいの量があり、化学は物理の3倍くらいの量があります。一部の私大医学部を除いて、多くの大学は生物において知識そのものよりも理論的な思考力を求めます。

細胞の中にどのようなものがあるかは知っている必要があります。大学受験で要求される知識はとても多く、そして広い。DNAとタンパク質、細胞の構造、生殖と発生、器官、神経、ホルモン、植物、森林といったタイトルの多さが物語っています。それに加えてセンター試験と二次試験では

といった複雑な処理が求められます。

化学と生物をすでに勉強している人は、化学と生物の知識量に大きな差があることに気づいているでしょう。化学ではイオンや電気分解といった理論と無機・有機化学があります。有機化学は確かにボリュームがあります。しかし高分子化学をふくむ有機化学すべてを足しても、生物の「細胞と遺伝子」の章にはおよばない。

理論化学は独特の難しさがあると思います。しかし生物の実験問題も同じように(方向性は違っても)独特の難しさがあり、面倒くささがあります。この2つはどちらも柔軟な思考が必要で、知識で無理やりねじ伏せることは効率的ではありません。

一方、物理はどうでしょう? 物理を選択している人は、おそらく半分は物理が好きだと思います。少なくとも生物よりは好きでしょう。そして物理選択者の多くは「物理は覚えることが圧倒的に少ない!」と思っているはずです。

物理は簡単でお手軽であるとは言いたくありません。物理はとても難解で、とっつきにくいのです。物理の難しさは、理論化学と生物の実験問題と同じように、その独特な複雑さにあります。

水泳選手が野球が得意とは限りません。その人の体に合ったスポーツが存在するように、その人の性格にあった教科が存在するだけです。

しかし、そうはいっても物理は生物に比べて知識量が少ない。物理が自然と理解できる物理選択者は、例えば東大理系でも、非常に有利に働くことは間違いない。

もしこれを読んでいる方の中に、物理にしようか生物にしようか悩んでいて、今現在高校三年生でないなら、とりあえず物理を選択することをおすすめします。もちろん嫌悪感が出てきたら生物に切りかえても問題ありません。しかし両方とも勉強するというのは、受験勉強において完全に間違った方針です。この切りかえは三ヶ月で行う必要があります。

医学部の受験では、もちろん大学によって大きく変わりますが、「生物選択者が非常に有利になる!」というケースは多くありません。これはある意味残念なことかもしれない。医学部受験生のほぼ全員は化学を選び、三分の一は生物、残りは物理を選ぶでしょう。例えば岡山大学医学部の物理は、とても標準的でわかりやすい問題を出します。定期試験の物理ですばらしい結果を残していれば、かなりいい点数がとれ、生物選択者に対して有利になるでしょう(2017年もこの傾向にあるとは限りません)。

物理は一度理解してしまうとさまざまな問題に対応できるようになり、応用力はさらなる応用力に結びつきます。つまり物理が得意な人はどんどん得意になり、不得意な人と得意な人は大きな差がついてしまうのです。

物理は3日に1時間くらいの勉強ですむ人も出てきます。しかし生物を3日に1時間ですませられる人は、東大医学部に合格する人でもいないはずです。

ここからは個人的な結論になります。鵜呑みにしないでください。

今高校二年生で、医学部を考えているという人は、第一に物理をすすめます。よっぽど物理が嫌いか、よっぽど生物が好きであれば、生物を選んでもいいでしょう。しかし生物を選ぶということは、物理選択者に対して500時間以上の差をつけられるということを覚悟するべきです。物理選択者はその500時間を英語にあてています。

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