今後30年の日本の未来を戦争、技術、政治から予想する

2020年~2050年の予言(日本と世界の未来)がよく読まれています。眠い目をこすりながら書いた記事でしたが、今夜もまた未来について考えたことを書いていきます。

予想1:第三次世界大戦は起きない

ドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領に選ばれる、ヨーロッパで恐ろしいテロ事件が起きる、シリアの内紛がおさまる兆しがない、といった外国の現実を見ていると、戦争が起きてしまうのかと怖くなります。

しかし第二次世界大戦のような第三次世界大戦は起きないでしょう。その理由は三つです。

  1. プーチン大統領は全体主義を厳しく批判している
  2. 中国は慎重な姿勢を決して崩さない
  3. 経済システムが世界各国に複雑に浸透している

世界の動向を決定するのはアメリカ、ロシア、中国です。ヨーロッパ(の多くの国)と日本はアメリカの側に立っています。今のアメリカは、経済的には好戦的ですが、本当の「戦争」という点からではまったく好戦的でありません。

プーチン大統領はたぐいまれな戦略家で、中東の情勢とアメリカの姿勢をうまくうかがいながら、ロシアの力をうまく世界にアピールしています。そして中国もまた、軍事力をアピールする一方で、資本主義的な経済をうまく採用したり、不動産バブルの崩壊を調節したりと、決して失敗といえない経済を繁栄しています。

アメリカ、ロシア、中国、ヨーロッパ、日本は貿易によって複雑に関係しあっています。戦争には経済の軸が必要ですが、戦前のような単純な軸はありません。

そしてなによりも、どの大国も戦争をする動機もメリットもほとんどもっていない。

予想2:宇宙開発バブルが起きる

宇宙開発が次にバブルだと考えています。バブルのきっかけは人工衛星かもしれません。人工衛星は、それ以上の大型の機械を宇宙に運ぶ前の準備として、そして衛星写真や位置情報などを使った商業的な応用がみこめるすばらしい投資対象です。

人工衛星の打ち上げが今後、加速していくでしょう。スペースXの火星移住?計画も着実に進行すると思います。

インターネットからAR、VR、人工知能と進んでいます。スマートフォンなどの出現で生活は一変しましたが、それ以上に生活を変えるには、大航海時代のような探検が必要です。

私たちに残されたフロンティアは宇宙であり、まずは火星や月です。コロンブスがアメリカを目指した当時、船は国王が出資するほど高価なものでした。ロケットもまた、政府や大勢の投資家の投資と覚悟が必要です。そのロケットに乗って、火星を見て、地球以外に世界があることを、今後30年にわたって伝える人が出てくるでしょう。

その彼らこそが21世紀の主役になるのです。

予想3:仮想通貨が正当な新国家を作る

10年以内に新しい国が生まれるでしょう。その国は仮想通貨ビットコインを自国通貨とする国で、さまざまな国と安全保障条約を結びながら、インターネット内に秩序をつくっていきます。

ドラッカー「ポスト資本主義社会」にあるように、第一次世界大戦が終わると人々は国民国家が壊れたことを知りました。新しい超国家が必要だとして国際連盟をつくったわけですが、国際連盟は完全な失敗で、第二次世界大戦をおさえられませんでした。

今、アメリカで民族対立という闇が浮き出ています。国は民族を超えた共同体であり、その秩序は市民の善意、法令遵守、愛国心を根っことします。しかし集合の単位が民族になったとき、国を思うよりもまず民族を思います。その矛盾した思考は、自分のコンプレックスや嫉妬などにからめとられて民族を第一に考える尖った思想になります。

アメリカもロシアもヨーロッパも大きすぎるのです。多くの民族的問題をかかえた巨大な船は、あまりの重さで沈むでしょう。

代わりに登場するものが、家族や友人などを柱とした無数の人間関係のつきあいから構成されるミニ国家です。ミニ国家は、SNSのグループのようなものです。このミニ国家は独自の経済圏をつくるために、ビットコインで日用品を変えるようにします。

私たちはミニ国家と日本にそれぞれ税金を納め、自分が属するミニ国家のために生きていくようになるでしょう。

ミニ国家は現在問題になっている民族の受け皿になるものです。現実の国家権力の一部は、仮想通貨を通貨とするミニ国家の憲法にあずけるのです。

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