人間の解放と尊厳(ルネサンス、宗教改革、モラリスト)|高校倫理対策問題

問 ルネサンスの思想と芸術に関する説明としてふさわしくないものを次の①~④のうちから一つ選びなさい。

① ピコ・デラ・ミランドラは『人間の尊厳について』で人間の尊厳は自由意志にあると考えた。 ② 『最後の晩餐』などの作品を残したレオナルド・ダ・ヴィンチは遠近法を発明した。 ③ エラスムスは『愚神礼讃』を著して当時のキリスト教教会の腐敗を批判した。 ④ トマス・モアは著書『ユートピア』において宗教と政治は分離されるべきと主張した。

[su_spoiler title="答" style="simple"] ④ 正解 トマス・モアは『ユートピア』を著したが、宗教と政治の分離(いわゆる政教分離)の概念はマキャベリが唱えた。他の選択肢はすべて正しい。 [/su_spoiler]

問 ルターとカルヴァンに関する次の文章を読み、空欄に当てはまる言葉の組み合わせを次の①~④のうちから一つ選びなさい。

ルターはカトリック教会に対抗するために95か条の意見書を出し、これが宗教改革の端緒となった。ルターは( A )の信仰義認説を強調し、人間は律法でなく信仰によって義とされるとした。一方カルヴァンは、人間が神に救われるか救われないかは予め決められているとした。人間にとって職業とは( B )であり、それにしたがって勤勉に働くことが重要であるとした。

① A アウグスティヌス B 召命 ② A アウグスティヌス B 予定 ③ A パウロ B 召命 ④ A パウロ B 予定

[su_spoiler title="答" style="simple"] ③ 正解 ルターはパウロの信仰義認説を継承し、教会の定めた儀式を守ることでなく、自らの信仰によって義とされるとした。カルヴァンは職業を召命(calling)とした(英語の「calling」は「神に呼ばれる」すなわち「職業」を意味する)。 [/su_spoiler]

問 17世紀頃のフランスではモラリストと呼ばれる思想家が、人間の生き方について見直していた。モラリストに関する説明としてふさわしくない選択肢を次の①~④のうちから一つ選びなさい。

① モンテーニュは懐疑の精神をもって真理を研究する重要性を説いた。 ② モンテーニュの「クセジュ」という言葉は「私は何を知るか?」という意味である。 ③ パスカルは人間を「考える葦」と位置づけて、惨めであると同時に偉大でもあると考えた。 ④ パスカルは調和の精神と繊細の精神の二つを重視し、これによって人間は神の愛を得ると考えた。

[su_spoiler title="答" style="simple"] ④ 正解 パスカルは幾何学の精神と繊細の精神を重視した。幾何学の精神は論理的思考であり、繊細の精神は人間本来の細かい心である。 [/su_spoiler]

問 ルネサンス・宗教改革期の芸術家と作品の組み合わせとして正しい選択肢を次の①~④のうちから一つ選びなさい。

① ボッカチオ『神曲』 ② ラファエロ『ヴィーナスの誕生』 ③ ダ・ヴィンチ『ダビデ像』 ④ マキャベリ『君主論』

[su_spoiler title="答" style="simple"] ④ 正解 ① ボッカチオは『デカメロン』。 ② 『ヴィーナスの誕生』はボッティチェリ。 ③ 『ダビデ像』はミケランジェロ。 [/su_spoiler]

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