金本位制度と管理通貨制度|高校経済

金本位制度は、通貨と金が直接交換できる制度のこと。管理通貨制度は、国が通貨の発行量などを管理できる制度のこと。

金本位制度

金本位制度では、通貨の価値(「本位貨幣」という)が金によって保証される。金は美しく、古今東西すべての人に愛された物質であり、普遍的な価値をもつ。国が発行する紙幣は紙であり、そのままでは価値を持たない。金本位制度は「金と紙幣を交換できる」と定めることで、その紙幣に価値をもたせる制度である。

※金と紙幣を交換することを兌換という。

金本位制度をとる国の通貨の価値は、その国の金保有量によって決まる。国外に金が流出すると、通貨の価値が下がってインフレーションが起きる。

管理通貨制度

管理通貨制度では、通貨と金の兌換義務がない。国は政策によって通貨の発行量を調節できる。

金本位制度のように通貨の価値をはかる絶対的な指標はないが、ドルと円、ドルとユーロといった為替相場で相対的に高いか安いかを判断できる。

日本の金本位制度

1897年、日本は1円=0.75gとする金本位制度を定め、1899年に日本銀行が日本銀行兌換紙幣を発行した。

1920年代に景気が悪くなると、1931年に金と紙幣の兌換が実質的に禁止され、日本の金本位制度は終わった。

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