接続助詞のまとめ|「ば」「とも」「て」「ものの」の意味と用法

接続助詞は「ば」「とも」「ども」「て」「で」「ものの」「ものを」「ものから」「ものゆゑ」の九つ。

「ば」

「ば」は今も使われる代表的な接続助詞。「ば」は接続する活用形によって意味が異なる。

・未然形+「ば」 … 順接仮定条件(もし~ならば) ・已然形+「ば」 … 順接確定条件(~のでetc)

例えば「知らば」は「知る」の未然形に「ば」がついているので、「もし知っていれば」となる。

一方「知れば」は「知る」の已然形に「ば」がついているので、「知っているので」となる。

ただし已然形+「ば」は他にも意味がある。已然形+「ば」の意味をまとめると以下のようになる。

已然形+「ば」 ・原因理由 … ~ので ・偶然条件 … ~しているとたまたま ・恒常条件 … ~のときはいつでも

例文

「とも」「ども」

「とも」と「ども」は単語そのものは似ているが意味と接続が異なる。「とも」は終止形接続、「ども」は已然形接続。

・終止形+「とも」 … 逆説仮定条件(~だとしても) ・已然形+「ども」 … 逆説確定条件(~だけれども)

例文

「て」「で」

「て」「で」も単語そのものは似ているが意味と接続が異なる。「て」は連用形接続、「で」は未然形接続。「て」は今の「て」とまったく同じ。

・連用形+「て」 … 単純接続(~て) ・未然形+「で」 … 打消接続(~ないで)

例文

「ものの」「ものを」「ものから」「ものゆゑ」

四つともすべて同じ意味と用法。意味は逆説(~だけれども)で、連体形接続。今も文語で使われる(「ものから」「ものゆゑ」はほぼ使われない)。

例文

「ものの」などは平安期の作品にはほとんど見られない。

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