打消推量・打消意志の助動詞「じ」の活用と例文

助動詞「じ」は打消推量と打消意志の意味を持つ。「む」の反対語と考えることもできる。

助動詞「む」の意味と活用と例文

「む」と同様、主語の人称によって意味が決まる。

(参考) 「む」の意味

「む」の文末用法(「む」を文末で用いるときの使い方)

「じ」の接続と活用

活用
接続 未然形
未然形
連用形
終止形
連体形
已然形
命令形

「じ」の例文

いとかうしも見えと、思し静むれど、さらにえ忍びあへさせ給はず…(源氏物語・桐壷)

「見えじ」 =ヤ行下二段活用「見ゆ」の未然形+打消意志「じ」の終止形

「見えじ」で「見せるまい」となる。

※「いとかうしも見えじ」という文がかなり難しい。これは次のように分解できる。

「いとかうしも見えじ」 =「いと」+「かう」+「しも」+「見え」+「じ」

いと … とても、非常に かう … このように しも … ~であるにもかかわらず、~にかぎって、よりによって