完了の助動詞「つ」「ぬ」の意味と活用と例文

助動詞の「つ」「ぬ」は完了を表すが、強意を表すときもある。直後に推量の助動詞がある場合、完了でなく強意になる。

完了は「~た」、強意は「きっと~」と訳す。

完了の助動詞「つ」「ぬ」 ・だいたい完了 ・直後に推量の助動詞がきたら強意

「つ」「ぬ」の活用

活用
未然形
連用形
終止形
連体形 つる ぬる
已然形 つれ ぬれ
命令形 てよ

「つ」「ぬ」の例文

人のもてなやみぐさになりて、楊貴妃の例も、引き出でべくなりゆくに、いとはしたなきこと多かれど… (源氏物語・桐壷)

「つ」の後に「べく」とある。「べく」は推量の助動詞「べし」の連用形であり、「つべく」は強意となる。「べし」は終止形接続であり「つ」は終止形であるが、「つ」の活用表を見てわかるように「つ」は終止形しかない。

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