LaTeXコマンド いろいろなドット(数列や行列などで使う3点リーダーなど)

LaTeXにはいろいろなドットが用意されています。数列の続きを示すとき、行列の間を省略するときなどに使う3点のドットとかけ算を示す1点ドットが用意されています。

LaTex入力

$2 \cdot 3$
$1,2,3,\ldots$
$1,2,3,\cdots$
$\vdots$
$\ddots$

LaTex出力

$2 \cdot 3$ $1,2,3,\ldots$ $1,2,3,\cdots$ $\vdots$ $\ddots$

ldotsとcdotsはよく使います。ldotsは3点リーダーが低いところ、cdotsは3点リーダーが中央に出ます。

かけ算のドットの使い方

かけ算のドット(cdot)をいろいろなパターンで使ってみましょう。

LaTex入力

$2 \cdot 3$
$2\cdot 3$
$2 \cdot3$
$2 \cdot{3}$
${2}\cdot{3}$

LaTex出力

$2 \cdot 3$ $2\cdot 3$ $2 \cdot3$ $2 \cdot{3}$ ${2}\cdot{3}$

cdotは直後が数字であれば半角空白を入れなくてもきちんと表示されます。驚くべきは4番目と5番目。前後の中括弧はきちんと認識するようです。では前後の文字が数でないときはどうでしょう。

LaTex入力

$x \cdot y$
$x\cdot y$
$x \cdoty$
$x \cdot{y}$
${x}\cdot{y}$

LaTex出力

$x \cdot y$ $x\cdot y$ $ERROR!$ $x \cdot{y}$ ${x}\cdot{y}$

やはり数でない文字はcdotの直後に入れるとエラーが出るようです。この辺りは他のコマンドと同様です。

3点リーダーldotsとcdotsの使い方

数列などで使う3点リーダーのldotsをいろいろなパターンで使ってみます。

LaTex入力

$1,2,3, \ldots ,100$
$1,2,3,\ldots ,100$
$1,2,3, \ldots,100$
$1,2,3,\ldots\ldots,100$

LaTex出力

$1,2,3, \ldots ,100$ $1,2,3,\ldots ,100$ $1,2,3, \ldots,100$ $1,2,3,\ldots\ldots,100$

cdotは数以外の文字を直後に置くとエラーが出ましたが、カンマは別格扱いのようです。

行列で用いるvdotsとddotsの使い方

LaTex入力

\[
\left(
\begin{array}{ccc}
a_{11} & \cdots & a_{1n} \\
\vdots & \ddots & \vdots \\
a_{n1} & \cdots & a_{nn}
\end{array}
\right)
\]

LaTex出力

\[ \left( \begin{array}{ccc} a_{11} & \cdots & a_{1n} \\ \vdots & \ddots & \vdots \\ a_{n1} & \cdots & a_{nn} \end{array} \right) \]

行列の省略記号として3点リーダーは頻繁に使われます。横はcdots、縦はvdots、真ん中はddotsを使います。なお{ccc}は列と行の個数分だけ入力し、cは中央、rは右寄せ、lは左寄せを意味します。行列の成分を右寄せにしたい時は{rrr}のように書きます。