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LaTeX記法 べき乗と指数関数

今回は LaTeX でべき乗や指数関数を出力します。指数は英語で exponent といいます。

べき乗

べき乗はハット(下のコード参考)で表します。他のコマンドと同じように、べき乗の値そのものは中かっこに入れます。

LaTex 入力

x^{2}
x^2
x^ 2
x^{-2}
x^-2
x^ -2

LaTex 出力

出力

上の出力結果からわかるように LaTex は中括弧に入っていない要素の扱いが不安定。正の数はべきになる一方、負の数は中括弧に入っていないと不適切に表現される。では 2ab などの特殊な文字がべきになっている時はどうでしょうか。

LaTex 入力

x^{2ab}
x^2ab
x^ 2ab
x^{-2ab}
x^-\2ab
x^ -\2ab

LaTex 出力

出力

エラーが出ました。今回はべきを 2ab に設定したわけですが、中括弧を使わないとべきの情報が LaTeX に適切に伝わらないようです。特に二番目に注目。変数を中括弧に入れない癖がついているとこうした変数を扱った際におかしい挙動に悩まされることになります。また^と変数を離すという書き方は危険でしょう。

指数関数

LaTex 入力

\exp(x)
\exp{x}
\exp x
e^{x}
e^x

LaTex 出力

出力

指数関数には exp という関数が用意されています。丸括弧と中括弧で表現がやや異なり、このあたりは教科書や先生の流儀があるでしょう。

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