数学がつまらない理由と苦手を克服する方法
数学はとてもつまらない。数学がつまらないのは
- やっても無駄だと気づいている
- 脳に大きなストレスがかかる
- 数字が不毛に見える
からで、学校の先生は数学を教えても、数学をおもしろいと感じるための方法は教えない。
役に立たない
ほとんどの人は、中学生くらいになって社会のしくみを覚えてくると、数学が世の中にほとんど必要とされないことに気づいて、今やっている計算が将来まったく役に立たないとわかる。
学校や塾で数学を教える先生は、数学を教えながら数学は役に立たないと言うことはできないので、数学が役に立たないことをあえて言わない。科学者になりたいわけではないほとんどの学生は、青春を犠牲にして数字をこねくりまわす作業にストレスを感じる。
一部の専門的な先生は「数学がなければロケットもコンピューターもなかった」と言って、円の面積を求めることや、微分と積分でグラフを分析する必要性を説くかもしれない。しかし私たちのほとんどは、ロケットの開発に携わらない。
脳に負荷がかかる
こみいったクイズを解いているとき、私たちの思考は脳の深いところに達しようとする。問題がおもしろければ脳の活動を持続させるが、ほとんどの問題はおもしろくない。人はおもしろくないことを無理にやるとき、貧乏ゆすりをしたり、消しゴムでねりけしを作ったりする。
おもしろくないことをダダをこねながらやっても、私たちの脳はほとんど成長しない。
数字が不毛である
数字は言葉のように意味をもたない。絵を描いているとき、私たちは自分が描いている絵に「うまいな」「下手だ」「美しい」という感情を起こすが、数字を見て「美しいな」と思う人はほとんどいない。
数字は最も単純な記号で、最も意味のない記号だ。それをいじらなければいけない数学は、そもそも意味のない活動かもしれない。
克服する方法
ポジティブな姿勢をもつためにネガティブな感想を肯定することが役立つのは、学校の勉強でよくある。数学が嫌いでどうしようもない人は、自分にある数学嫌いの原因を考えてみよう。上にあげた三つは私の感想で、すべての人に当てはまることではないと思う。
数学が苦手な人のほぼ全員は、数学をどこかで嫌っている。そこで苦手を克服するためには、嫌いという自分のマイナスの感情を理解するところから始まる。
感情を分析したら、次にすることは数字に慣れること。数字はそもそも意味のない記号だが、数字を自分の体重とか、理想の相手の身長とか、何時間で東京から大阪まで行けるかとか、身近なものから数字を見つめてみよう。
例えばツイッターで「いいね」されたいと思っている人は、ツイートの「いいね」を増やすために自分のフォロワー数と、フォロワーのフォロワー数を調べてみよう。確率の勉強を勉強すれば、フォロワー数、フォロワーのフォロワー数、そのまたフォロワー数…の数たちが、自分のツイートに「いいね」されるためにどれだけ影響を与えるかわかる。
数学はほとんど役に立たないが、地味なところで微妙に役立つ。そこに気づくと、数字が少しずつ意味をもって、単純な記号から別のなにかになってくる。これが計算力をつけるための第一歩かもしれない。
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