中学理科 宇宙の銀河系と太陽系(銀河と銀河系の違い)
銀河系と銀河に入る前に恒星について知らなくてはいけない。恒星とは、自ら光と熱を発する星である。例えば太陽やベテルギウスは恒星である。
銀河
宇宙には大小の恒星が散らばっているが、恒星はなにかの作用を受けてある程度まとまって存在している。このある程度のまとまりを銀河という。
銀河には数千万から数千億の恒星が集まっている。銀河によって恒星の集まり方が異なり、渦巻き型、楕円型とさまざまな形が存在していることが確認されている。
(NASA・ESA がハッブル宇宙望遠鏡から撮影した銀河。著作権のライセンスはパブリックドメイン)
上の画像の銀河は渦巻き型の銀河である。銀河に属する一つ一つの恒星が光を放ち、全体として渦巻きの形に輝いている。
銀河系
銀河系は地球と太陽が属する銀河のこと。天の川(ミルキーウェイ)ともいう。銀河と銀河系は言葉が似ているので注意。どうしても混乱するという方は、銀河系の代わりにミルキーウェイという言葉で覚えよう。このページでも以降はミルキーウェイという。
(上の画像は Forest Wander from Cross Lanes, USA "Center of the Milky Way Galaxy from the mountains of West Virginia" より。 Creative Commons Attribution-Share Alike 2.0 Generic license. Source:flickr "Center Milky Way Galaxy Mountains")
ミルキーウェイは渦巻型の銀河と考えられており、中心にいて座が存在する。ミルキーウェイの中心に大きなブラックホールがあると考えられている。
太陽系
太陽と太陽の周りを回っている惑星を総称して太陽系という。銀河とまったく異なる概念。
地球も太陽系に属する惑星である。太陽系に属する惑星は以下のとおり。
惑星 | どんな星か |
---|---|
水星 | 表面の温度差が激しい |
金星 | 地球よりはるかに熱い |
地球 | 水(液体)が大量にある |
火星 | 大気のほとんどは二酸化炭素 |
木星 | 太陽系で最も大きい惑星 |
土星 | 中心を除いてガスでできている |
天王星 | 地軸(自転軸)が大きく傾いている |
海王星 | 表面はマイナス200度の極寒 |
メモ(中学理科の範囲外)
太陽の周りを地球や木星が回っているように、ブラックホールの周りを無数の星たちが回っていると考えられている。
中心 | 周り |
---|---|
太陽 | 地球など |
ブラックホール | 星 |
太陽は地球よりもはるかに重いが、ブラックホールは星よりもはるかに重い。
太陽系や銀河を考えると「重いものの周りに軽いものが回る」という法則が宇宙のあらゆるスケールで発生していることがわかる。
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