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NGINXの設定ファイルを変更するときの注意点

ファイルを分ける

特別な理由がない限り設定ファイルは分ける。

/etc/nginx/nginx.conf
/etc/nginx/conf.d/default.conf

すべての設定を /etc/nginx/nginx.conf に書くことは推奨されない。

文法チェックとテスト

NGINX の設定ファイルが正常かどうかは、次のコマンドでチェックできる。

nginx -t

正常の場合

nginx: the configuration file /etc/nginx/nginx.conf syntax is ok
nginx: configuration file /etc/nginx/nginx.conf test is successful

と表示される。一行目は単純な文法チェックで、二行目は NGINX そのもののテストである。セミコロンが抜けているといった文法エラーは一行目でわかる。

文字列の間にスペースを入れない

下のコードはエラーである。

user  nginx;
work er_processes  1;

work の後に一文字の半角スペースがある。こうしたエラーは設定ファイルを vi で直接編集するために起きる。

ローカルのテキストエディタ(Sublime Text など)を使って設定を書き、それをリモートの設定ファイルに貼りつけると文法エラーが減る。

一行の最後にセミコロンを入れる。

次のコードはエラーになる。

user  nginx
worker_processes  1;

一行目の最後にセミコロンがないからだ。

設定ファイルを変更したらきちんと反映させる

設定ファイルを変更しても、そのままでは反映されない。再起動すると高確率で設定が反映されるが、一度完全に停止させて起動したほうがいい。

systemctl stop nginx
systemctl start nginx
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