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小此木啓吾とモラトリアム人間(高校倫理)

小此木啓吾は「モラトリアム人間」という言葉で、大人になることを拒絶する青年を表した。

本来「モラトリアム」は子どもから大人にかけての青年期の準備期間を意味する。そのためモラトリアム人間は「青年」である。

※2017年のセンター倫理第一問で「小此木啓吾」という人物について出題された。

メモ

モラトリアムはエリクソンが唱えた概念で、エリクソンとモラトリアムというペアは高校倫理でよく出題される。2017年のセンター試験第一問は、受験生と予備校の間でこの知識が「当たり前」になったことが出題背景にあるかもしれない。

なおモラトリアムに近い概念に「ピーターパン症候群」がある。

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