プラトンをざっくりわかりやすく説明:結局イデアって何?|大人の高校倫理

哲学者で有名なプラトン。プラトンはソクラテス、アリストテレスと並ぶ、ギリシャ哲学を代表する人物ですが、三人の真ん中に位置するプラトンは結局何が言いたかったのでしょうか?

高校倫理の範囲からプラトンのイデアやおおまかな思想をざっくりわかりやすく解説します。ざっくりしているので、細かいところはつっこみません。

プラトン

画像出典:ウィキメディア・コモンズ、パブリック・ドメイン

プラトンのイデアは、物事の本質を表す。

哲学者の方は怒らないでくださいね。プラトンのイデアはわかりやすく言うと本質です。三角形の本質ってなんでしょう?辺が三つある図形ですね。

三角形はいろいろある。正三角形もあるし、鋭角三角形、鈍角三角形、二等辺三角形といろいろある。でも三角形は三角形でしかない。三角形の定義は三つの直線で囲まれた三角形だから。

この「定義」をイデアといいます。イデアはそれ自体で形になるものじゃない。でもイデアがないとそれは存在しないし、私たちはそれだけを認識できる。

  • イデア … 抽象的な本質
  • 事物 … 具体的な形を持つ

イデアはわかった。で、それが何だっていうの?

私たちは感覚と理性を持っています。感覚は「あ、これはリンゴだ」とわかります。理性は「あ、これは丸くて赤くて、ニュートンが落としたらしいリンゴだ」と考えます。感覚は「リンゴとはなんぞや」と考えない。そのままボケーッと見る。でも理性はその本質、つまり「リンゴのイデア」を知ろうとする。

私たちはダメダメな存在だから、理性的に物事をとらえない。プラトンはそれを「洞窟の比喩」で表現しました。感覚しかない人間は洞窟の中にいる。中は真っ暗だけど、洞窟の外から光が入っているので、洞窟にあるものははっきりと見えないけど、その影は見える。

その影こそが私たちが普段見たり聞いたりしているもので、影でない本物(つまりイデア)は認識できない。結局、人間はイデアという本質の影だけを見て、それが世の中だと勘違いしている。プラトンのイメージはだいたいこんな感じだと思う。

階級と理想

プラトンは人間の階級を定義した哲学者でもあります。

  • 生産者
  • 軍人
  • 国家

まず生産者があり、軍人がいる。それらが仕える王がいる。このバランスがうまく機能した集団が国家です。それぞれの階級は特徴があり、それを超越する時、国は良くなると考えました。

  • 生産者 → 欲深い → 節制しなさい
  • 軍人 → 気概がある → 勇気を持て
  • 王 → 理性がある → 知恵を持て

こうしたバランスがとれている時、国は理想になります。

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