カール・ポパーの科学論(反証主義)|高校倫理
オーストリア・ウィーンの哲学者カール・ポパーは、科学そのものを反証主義という点から定義した。
反証とは、例をあげて命題の誤りを指摘することである。「平行線は交わらない」という命題は、交わる平行線を一つでも見つければ、誤りだとわかる。つまりこの命題は反証可能である。反証可能な命題は科学的である。
しかし「幽霊はいる」という命題は、どのような例をあげても反証できない。こうした反証不可能な命題は科学的でない。
反証可能 → 科学的
反証不可能 → 非科学的
現代思想
-
倫理一問一答集 現代思想(実存主義除く)02685
-
ベネディクトの「恥の文化と罪の文化」を考える09563
-
バートランド・ラッセルの哲学と平和主義|高校倫理01069
-
フッサールの哲学(高校倫理で最もわかりにくい思想)04115
-
環境問題まとめ(地球温暖化、オゾン層破壊、砂漠化など)07177
-
構造主義の思想家レヴィ=ストロースと野生の思考02693
-
マルサスと人口論の概要02928
-
ハーバーマスと対話的理性|高校倫理07650
-
カール・ポパーの科学論(反証主義)|高校倫理01492