2030年以降の日本の交通事情を予言・予測してみる

2018/3/10

Shinichiro Sakamoto

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もはやシリーズになりつつある「2030年以降の予言コーナー」です。このサイトはあくまでも教育サイトですが、未来を予想することも素晴らしい教育の一つだと思うことにして、2030年以降の交通はどうなっているか予測してみます。

現在の電車は

現在の電車

こんな感じ(写真はぱくたそというフリー素材のサイトから引用)。あえてこの写真をピックアップしたのも、電車の上を通っているすさまじい量の電線を見てほしかったからです。

山手線とか中央線とかを使っている人はわかると思いますが、電車の上にこうした線がたくさん通っていますね。数年前、中央線で長野まで旅行に行ったとき、倒木事故で電車が一時間くらい止まったことがありました。それは線路の上を走っているこの線の上に、木が何本も倒れたことで、電気系統に異常が起きた、というものでした。

電車というのは、維持に相当なコストがかかっています。そしてギズモードの新幹線どころか飛行機よりも速い「ハイパーループ」、日本にもくるの? その可能性を中心的人物にインタビューしましたという記事では、世界の大都市は電車のコストが莫大であるという問題を指摘しています。

私もずっとこの問題を考えていました。というのも小学生だったとき、ちょうど日比谷線の脱線事故が起きて衝撃を受けたからです。地下鉄などのシステムは一つ狂ったら大惨事になるという漠然とした不安をそのときに持ちました。

問題を起こさないようにするには、毎日とんでもない人とコストをかけて電車を運営しなければいけません。こうした問題は2030年に向けてどのように進展するのでしょうか?

地方の電車は高度な予約機能を持ったバスにとってかわられる

地方の赤字路線はこれからどんどん消えていき、高度な予約機能を持ったバスが地方の交通を支えるようになるでしょう。

私は前から「バス停はどうして固定されているのだろう?」と思っていました。三人しか乗っていないバスが乗客の家ではなく、その家からだいぶ離れたバス停に停まって、その乗客はバス停から家まで三分も歩く。こんなことが地方ではよく起きています。

三人だったら、バス停ではなくその人の自宅に直接向かえばいいのではないでしょうか? どうしてそれができないかというと、バスの交通網はあらかじめ決まっているからです。

これからの未来は、人工知能が乗客の人数と乗客の降りたい場所を把握し、瞬時に最適な経路を割り出すでしょう。これはほぼ確信を持っているのですが、高齢化が進む日本の交通事情は、バスの人工知能化が大きなポイントになり、おそらくあらゆるサービスを根っこから変えるはずです。

地方では、バスはその人のライフスタイルと直結しています。私の故郷である岩手ではまさにバスは生命線の一つです。車の免許を持っていても、高齢になると自家用車ではなくバスを選ぶ人がかなりいます。こうした傾向はバスの需要を支えることになります。

常に異なるルートをとるバスに、ストレスを感じる乗客もいるはずです。「いつもより遅くなるかもしれないじゃないか!」と思っても無理はありません。いつもと違うルートを通ってもだいたい同じ時間に着くようにするのが、おそらく人工知能です。

地下鉄が発達し、地下街が発達する

コストがどうのという前に、全体の傾向として東京の地下街はより広大に、より深くなっていくでしょう。

みなさん、冬の寒い日に「ああ、寒いな。地下鉄だったらこんな思いをしなくてすむのに」と思ったことはありませんか?

冬のホーム

地下鉄はホームで待っているときのストレスが比較的少ない。それが地下鉄のメリットですが、もう一つ大きなポイントがあります。それは地下鉄が地下街に直結していることです。

この地下街は面白い性質を持っています。それは新宿と新宿三丁目がつながっていることが語っていることですが、ある駅を中心に地下街を作って、その隣の駅でも地下街を作って…とやっていくと、いつかそれらをつなぐ道ができて、巨大な地下街ができるのです。

今のところオフィスは地上にありますが、やがて地下街にも進出するでしょう。太陽の下に出ないと生きた心地はしませんが、オフィスに入ってしまえばどっちにしても蛍光灯の下なので、地下街にオフィスを持つところが出てきてもおかしくない。

自動運転は再開発を促進する

自動運転の敵はくねくねした道と細い道と左右が確認できない角の三つです。この三つをなんとかしない限り、全車自動運転化はムリ。

丸の内とか西新宿とかはこのへんを当然クリアしていますが、下町のエリアはかなり難しい。区画が長方形でも、道が細かったり、左右の安全確認が難しい角がかなりあるからです。

そうした背景から大規模な再開発が必要になります。再開発はそれまでの街文化を破壊することもあるので、一方的に進めることはできません。しかし2030年に向かって促進されるでしょう。これは自動運転の他に、水道管老朽化、電柱地中化、空き家の増加という別の理由もあります。

終わりに

車は所有するコストがかかり、電車は維持にコストがかかります。次世代の乗り物は、個人が所有するものではなく、かつ維持もかからないものであるべきです。

この二つの条件を満たすものはバス。よく考えると、現在の流通の末端はトラックが支えています。トラックは物を同時に運ぶものです。トラックはAmazonなどの小売と結びついて、私たちのライフスタイルを変えましたね。

トラックがここまで経済の中心になったのは、実は最近のことです。ヤマトは100年前はありませんでした。今後は人を運ぶ大きな車、すなわちバスが、経済の中心になるでしょう。これは高齢化が進んでいく地方から起き、その波が遅れて東京まで届くはずです。


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