Irohabook
0
8961

電気抵抗とは?金属線の太さ・長さと電気抵抗の関係|中学受験理科

電気抵抗(でんきていこう)とは、「電気がどれくらい流れにくいか」を表したものです。電気抵抗が大きいものは、電気があまり流れません。逆に電気抵抗が小さいものは、電気がよく通ります。

多くの金属は電気をよく通しますね。金属の電気抵抗は小さいからです。逆に木は電気をほとんど通しません。これは木の電気抵抗が大きいからです。

  • 電気抵抗が大きい → 電気をあまり通さない
  • 電気抵抗が小さい → 電気をよく通す

金属線の太さと電気抵抗

金属は線に伸ばして金属線にできます。電線の多くは金属線です。金属線の電気抵抗は、その線の太さ・長さと関係しています。

  • 金属線の太さが太くなる → 電気抵抗が小さくなる → 電気はもっと通りやすくなる
  • 金属線の太さが細くなる → 電気抵抗は大きくなる → 電気が通りにくくなる

金属線は電気の「道」です。幅の広い道ではたくさんの人が行き来できることと同じで、太い金属線では電気が通りやすくなります。つまり電気抵抗は小さくなる。

逆に幅が狭い道には少ない人しか通れない。同じように細い金属線はあまり電気を通さない。つまり電気抵抗は大きくなる。

金属線の長さと電気抵抗

金属線の長さが長くなると、電気がその分だけ通りにくくなります。つまり電気抵抗は大きくなります。

逆に金属線の長さが短くなると、電気はその分だけ通りやすくなります。つまり電気抵抗は小さくなります。

次の記事

電気と電流