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音の性質と伝わり方(吸収、反射、回折、共鳴、ドップラー効果)|小学・中学理科

音は空気があるところで伝わる。空気がないところ(真空)では伝わらない。音には吸収、反射、回折、共鳴、ドップラー効果の5つの性質があります。

性質
吸収 スポンジをたたいても音が鳴らない
反射 山の上でヤッホーというとヤッホーと返ってくる
回折 ドアのむこうから音が聞こえる
共鳴 二つの「おんさ」を並べて一つのおんさをたたくと、もう一つもふるえる
ドップラー効果 救急車が近づいてくるとサイレンが高く聞こえる

吸収と反射

スポンジのように細かい穴がたくさんあるようなものは、たたいたり落としたりしても音が鳴らない。これを音の吸収という。

一方、金属やコンクリートなどのかたい面にボールをぶつけると、するどい音が鳴る。これを音の反射という。

やわらかいものは吸収、かたいものは反射することが多い。

回折

ドアごしに音が聞こえるのは「音がドアをすりぬけて伝わるから」ではない。

音はドアにぶつかると、ドアをうかいして、まわりこむように反対側にいく。この「まわりこむ性質」を音の回折という。

共鳴

おんさ(音叉)は音を鳴らす道具で、Uの字をしています。

おんさをたたくと「ぼーん」と音が鳴る。

おんさを二つ並べて、一つのおんさをたたくと、しばらくしてもう一つのおんさも音を出す。これを音の共鳴といいます。

ドップラー効果

救急車やパトカーなどが近づいてくると、音がだんだん高くなる。遠くなると、音はだんだん低くなる。これをドップラー効果という。

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