株の口座の種類と税金の支払い(特定口座、一般口座、NISA口座の違い)

証券会社の口座は一般口座、特定口座、NISA口座の三種類があります。株を取引するうえで三つに違いはありませんが、税金の支払いが異なります。特定口座を選ぶときは、さらに源泉徴収のありなしを選ぶことになるため、証券会社の口座は

  • 一般口座
  • 特定口座(源泉徴収なし)
  • 特定口座(源泉徴収あり)
  • NISA口座

のタイプがあることになります。

一般口座

一般口座では、取引の計算をして、株の売買で得た利益の税金を自分で確定申告し、税務署に支払う必要があります。証券会社の口座で最も手続きの要する口座です。

特定口座(源泉徴収なし)

特定口座を選ぶと、証券会社が自分に代わって損益を計算してくれますが、税金の支払いは自分で行う必要があります。

株の取引や配当金の利益は、年間20万円までは申告する必要がありません。利益があまりないとわかっているときの選択肢になります。

特定口座(源泉徴収あり)

特定口座(源泉徴収あり)は、取引と損益の計算、税金の支払いまでのすべてを証券会社がやってくれます。

年間の利益が20万円を下回ってもその分だけ税金を自動納付するため、利益が少ないときは「源泉徴収なし」より不利です。しかし税金の支払い手続きをしないですむというメリットはとても大きいでしょう。

NISA口座

NISA口座は、投資の上限額が定められた、利益に課税されない口座です。2017年現在、投資上限額は年間120万円で、非課税期間は5年です。

NISA口座で買った株は、値上がり益も配当金も税金がかかりません。もちろん確定申告の必要はありません。他の一般口座や特定口座では20.315%の税金がかかってしまいます。

NISA口座の開設は、他の口座に比べて手続きがやや複雑です。また、一つの証券会社でNISA口座を開くと、他の証券会社ではNISA口座を開設できなくなります。NISA口座は一人につき一つと定められているためです。

どれが最もおすすめか?

特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座です。NISA口座は作っておいてまったく問題ありません。NISA口座は上限額が決まっているので、それを超えて投資したいという方は合わせて一般口座か特定口座を開くことになります。

主婦(主夫)の方は、利益がたくさん出たときに夫(妻)の扶養から外れてしまいます。扶養は税法上の扶養と社会保険上の扶養があり、株の利益は税法上の38万円の壁が問題になります。特定口座(源泉徴収あり)にしなかった場合、38万円を超えると被扶養でなくなり、さまざまな控除がなくなってしまいます。

特定口座(源泉徴収あり)にすると、株の売買利益と配当金は源泉分離課税という区分になり、いくら稼いでも扶養のもとでいることができます。

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