株に投資するときの4つの心がまえ|はじめての株式投資

株の売買はリスクがあります。株価は上がりときもあれば、下がるときもあります。「この株はきっと上がるはず!」と思っても、下がるときは下がります。10万円で買った株は、12万円になるかもしれないし、8万円になるかもしれないのです。

株を買うときは、株価が落ちる可能性があることをいつも念頭に置かなければいけません。しかし、はじめて株を買うときは、なぜかこう思ってしまいがちです。

「自分の買った株だけは、自分の予想どおりに動くはず。上がると思って買ったのだから、上がるにちがいない。自分だけはもうけられる」

初心者もベテランも、株を買うときはとてもわくわくしています。楽観的で、貪欲で、「自分だけは」と考えてしまう傾向にあります。この気持ちをどれだけおさえて株を取引するかで、投資の成績は大きく変わってきます。

はじめて株を買うときに気をつけたいこと

  • 信用取引はしない
  • 余裕資金で取引する
  • 「自分は底値で買っている」は錯覚である
  • ナンピンしない

信用取引と余裕資金

「マーケットの魔術師」といったベストセラーの本などで、著名な投資家たちが口をそろえて言うことは、余裕資金で投資するということです。

貯蓄が100万円という人は、100万円を超える投資をしてはいけません。全資産の3割まで投資しよう、といった自分なりの投資枠をつくることが重要です。

信用取引は、借金をして投資することをいいます。証券会社の口座に100万円を預けている人は、信用取引によって200万円以上の取引が可能になり、利益が上がっているときはよりたくさんの利益を得られますが、損するときもまた大きく損します。

底値

「この一ヶ月で一番低い価格で買った!」とうきうき気分で買っても、自分の価格が底値になるとは限りません。その後、株価が安値を更新してどんどん下がってしまうかもしれないのです。

株価は、高い安いを見わける一定の指標がいくつかありますが、それらはあくまでも指標であり、自分の買った株価が本当に安いかどうかは、自分もふくめて誰もわかりません。

ナンピン

100万円で買った株が90万円になったら、次になにをするでしょうか?

「もう少し買えば、平均取得価格を下げられる」

と思うはずです。100万円で買って、さらに90万円で買えば、自分の購入価格は平均で95万円になります。なんだか得した気になるかもしれません。

同じ株を、株価が安くなるたびにどんどん買いたしていく行為をナンピン(ナンピン買い)といいます。ナンピンは、平均単価を下げる有効な方法でありながら、多くの投資家を破滅に追いこむ悪名高い手段でもあります。

例えば、ある大手銀行株は、10年ほど前に1株1000円ほどでした。これがリーマンショックによって800円になり、さらに600円になります。最初1000円で買った人は、600円になったとき

「600円はバーゲンセールだ」

と思って、買いまししたかもしれません。1000円で買って、同じ量を600円で買えば、平均購入単価を800円にできます。つまりこの人は、この銀行株が800円以上にならない限り、利益を得られないのです。

しかし10年後の今、この銀行株は180円ほどになっています。あのとき安いと思って買った600円という価格は、底値でなく、高値だったのです。そしてナンピン買いした結果、かえって損失が膨れたことになります。

一度ナンピンすると、人は次から次へとナンピンする心理状態になります。株価が安値を更新するような状況でナンピンを続けると、資産はあっという間になくなります。はじめて株を取引するという方は、1株だけ、10株だけ、と購入株数をあらかじめ決めておくことが非常に大切です。

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