株のリスクについて学ぼう(倒産、下落、流動性リスク)|はじめての株式投資

株のリスクは倒産リスク、下落リスク、流動性リスクの三種類があります。倒産リスクは、文字どおり会社が倒産するリスクです。会社が倒産したらその会社の株の価値はなくなります。最近では大手航空会社のスカイマークが破産し、上場廃止になりました。

下落リスク

下落リスクは株価が下がるリスクで、主な要因として次の五つがあります。

  1. 景気の悪化
  2. 円高
  3. 業種が全体的に下がっている
  4. 業績が悪化した
  5. ライバル会社の業績が上がった

上場企業の株価を平均した東証株価指数(TOPIX)などが下がっていると、それにつられるように株価は下がります。全体が下がると、一つ一つの会社の株価も下がってしまうのです。

円高は輸出企業の業績を悪化させる要因になりますが、アベノミクスが始まってから、円高は上場企業の株価全体に影響するようになっています。円高の影響を直接的に受けない会社であっても、為替相場(ドルと円、ユーロと円)には注意しましょう。

株価は木でなく森で動くときがあります。今日は銀行株が売られて、自動車が買われている、といった業種ごとの傾向は、TOPIXや日経平均株価と同様、会社の株価を大きく左右します。

逆に、銀行全体の株価が下がっているのに、ある銀行だけは上がっているという状況は特殊であり、その銀行は「何かある」ことになります。

会社の業績悪化は、言うまでもなく最大の下落要因です。そしてライバル会社の業績が上がっても株価が落ちることがあります。会社の株を買うときは、その会社のライバルになっている会社を探して、比較することが大切です。

流動性リスク

例えば、みずほ銀行を182.1円で買ったら、その瞬間に182.0円で売ることが(ほとんどの場合)可能です。取引が成立しているとき、買いと売りの価格差は0.1円や1円になります。しかしこれは大企業か、取引が活発に行われている一部の会社に限ります。

売り 価格 買い
100000 2570 -
1000000 2560 -
- 2550 1000000
- 2540 100000

上の板では、2560円で買うことができ、2550円で売ることができます。しかし小さい会社では下の板のようになっていることがあります。

売り 価格 買い
1000 2570 -
1000 2530 -
- 2360 1000
- 2240 1000
- 1910 1000

「自分の持っている100株を2400円で売りたい」と思っても、すぐには売れません。2400円で100株の売り注文をすると、板は

売り 価格 買い
1000 2570 -
1000 2530 -
100 2400 -
- 2360 1000
- 2240 1000
- 1910 1000

と変わります。ここで誰かが「早く売りたい!」と思って2360円の1000株の買い注文に対して売ると

売り 価格 買い
1000 2570 -
1000 2530 -
100 2400 -
- 2240 1000
- 1910 1000

となり、株価は2360円になります。さらに2240円で売られると

売り 価格 買い
1000 2570 -
1000 2530 -
100 2400 -
- 1910 1000

となり、株価は2240円になります。株価は2360円から2240円にぐっと下がりました。下落幅はマイナス5%です。大企業の株価がこのように下落することはめったにありません。

上のような株では、注文数が少ないことから、売られたときの下落幅が大きくなり、さらに自分の注文した売値で売ることが難しいのです。これを流動性リスクといいます。

広告