ストア派(ゼノン、セネカ、アウレリウス)とアパティア|高校倫理

ストア派とは、キプロス島出身のゼノンを始めとする思想家のこと。ゼノン、ネロの家庭教師で政治家のセネカ、そして16代ローマ皇帝のアウレリウスがいる。

アテネの広場にあった柱廊(ストア・ポイキレ)においてゼノンが講義したことにちなむ。ストア stoa はストイック stoic の語源である。

ロゴスとパトス

自然はロゴス(理性)によって動いているが、人もまたロゴスを持っている。つまり「自然にしたがって生きる」ことは、自分にあるロゴスをうまく働かせることに他ならない。ストア派はこの境地をアパティアと呼ぶ。

アパティアは、パトス(衝動や欲望)をうまく抑えてロゴス(理性)にしたがっている状態である。アパティアは「ア」+「パトス」で、「ア」は否定の接頭辞である。

パトスを抑える禁欲主義は、ストア派がエピクロス派と区別される特徴である。

派閥 特徴
ストア派 禁欲主義
アパティア
エピクロス派 快楽主義
アタラクシア

コスモポリタン

ロゴスはすべての人にあり、この点において人は平等である。民族と階級を超えて、万人が共通のなにかを持っているという認識は、地中海を支配したローマ帝国という世界規模の社会にふさわしいものだった。

ロゴスを共有した同じ人という意味で、当時の世界市民をコスモポリタン kosmopolitēs という。

kosmos … world
politēs … citizen

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