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勉強が嫌いで進路が決まらない人も大学は卒業しよう

進路が決まらない、大学で何をしたいかわからない、という人の相談と回答を見ました。→勉強も嫌いでやりたいことも特にない高3の進路は? - 教えて!goo

大学に行かないで働くしかない…と厳しく言っている人もいますが、それは間違っています。大学でなにをしたいかわからない人はなおさら大学に行くべきです。

大学は目的を見つける場所

18歳までに明確な目標が決まる人がどれだけいるか? なにをすればいいかなんてほとんどの人はわからない。17歳で道を決めて65歳までその道をずっと歩くなんて、そもそもこの時代に合っていない。

大学は目的を見つける場所です。

ある意味、大学は進路が決まらないという人のためにあります。大学で勉強して初めてわかることがある。その結果、薬剤師を目指したり、弁護士を目指したりと未来が定まっていく。

もし私が「どうしようかわからない…」と悩んでいる金持ちの高校生なら英語圏の大学に留学する。目的があってもなくても、留学すれば英語ができるようになる。私は東大を卒業しましたが、自分に子どもができたら英語圏の大学に行かせるでしょう。

英語は機会をつくります。日本の会社で働いても給料はあまりもらえない。アメリカやイギリスの会社に入れば恵まれる…という単純な話はないけど、機会が増えればそれだけ豊かになる確率も上がる。

進路が定まっていて、大学が役に立たないとわかっているなら大学に入る必要はない

高度な教育を必要としない場所に行きたいなら、大学に行かないという選択肢もある。例えばとび職に就きたい人やすし職人になりたい人に大学レベルの教養は必要でしょうか? すし職人になる覚悟があったら大学の四年間は無意味な時間になるでしょう。

目的もなく大学に入っても不毛です。大学は想像以上につまらない場所で、授業の半分はまるで役に立たない。

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