スズの性質、反応、合金

スズ(Sn)は原子番号50、14族5周期の元素。同族に炭素、ケイ素、鉛がある。

スズは両性元素で酸とも塩基とも反応する。配位子を水酸化物イオン、配位数を4とする錯イオンをつくる。

項目 Sn
原子番号 50
14
周期 5
電子殻 2, 8, 18, 18, 4
原子量 118.7
分類 典型金属
常温常圧 固体

反応

スズに塩化水素を加えると塩化スズ(Ⅱ)ができる。

Sn + 2HCl → SnCl2 + H2

塩化スズ(Ⅱ)に水酸化ナトリウム水溶液を加えると水酸化スズ(Ⅱ)の白色沈殿ができる。さらに水酸化ナトリウム水溶液を加えると沈殿が溶けて、錯イオンのテトラヒドロキシドスズ(Ⅱ)酸イオンができる(医学部受験生は要暗記)。

SnCl2 + 2NaOH → Na2[Sn(OH)4]

沈殿

スズイオン(Ⅱ)の水溶液に硫化水素を入れると硫化スズ(SnS(Ⅱ))の暗褐色沈殿ができる。この沈殿反応は酸性・アルカリ性に関係なく生じる。

合金

スズと他の金属が合わさった金属を合金という。縄文時代から弥生時代にかけて作られた青銅器の青銅はスズと銅の合金である。

合金 構成
青銅 スズ、銅
はんだ スズ、鉛

鉄の表面にスズをめっきしたものをブリキという。

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