植生と環境の分類|高校生物

植物の集まり、またはその環境を植生という。狭い意味での「植生」は主に陸上の植物環境のことで、次の三つに分けられる。

・森林
・草原
・荒原

その土地で最も支配的な植物(最も葉を広げている植物、上空から観察して地面を最も覆っている植物)を優占種という。植生は、優占種や気候などにもとづいて分類される。

階層構造

植生には階層構造があり、根・茎・葉が伸びる高さによって

・高木層
・低木層
・草本層
・コケ層
・地中層

などがある。

森林

森林は、比較的大きな樹木が集まっている環境であり、気候と場所によって階層構造と内部環境が変化する。

熱帯地方の森林では、巨大な樹木が日光を求めて高さを競うため、一年を通して地表付近は暗い。「高さ競争」が激しい分、いろいろな高さ、大きさの樹木がならぶ。赤道付近の森林は一般的に複雑な生態系をとる。

一方、針葉樹が支配的な寒冷地の森林などは、最初から気候と日照条件が悪く、生きていける植物に限りがあるため、森林の階層構造は比較的単純になる。

草原

草原は、樹木が豊かに育つための条件が欠けている植生である。特に降水量が少ない地域で発達する。

樹木がほとんどなく、草が広がり、しばしば人間の放牧地などに利用される。

地球上で最も規模の大きい草原はサバンナとステップである。

名称 特徴
サバンナ 熱帯・亜熱帯の乾季がある地帯
アフリカ・中南米で発達
低木がある
ステップ 夏はやや温かく、冬は寒さが厳しい地帯
ロシア南部・プレーリー(北米)で発達

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