ウィトゲンシュタイン(「論理哲学論考」と言語ゲーム)

ウィトゲンシュタインは「論理哲学論考」などを著した分析哲学の思想家。ウィトゲンシュタインは人生の前半と後半でテーマを変えている。

前期(論理哲学論考)

前期に著した「論理哲学論考」で、ウィトゲンシュタインは「語り得ないことについて沈黙しなければいけない」と述べた。

例えば「なぜ神は人を創ったのか?」という問いは、神という言葉があいまいであり、そもそも正確な言葉として表すことが難しい。ウィトゲンシュタインは、そのようなものは知識の対象にならず、検証できないという。

後期(言語ゲーム)

言語はただの音ではない。コミュニケーションをとる話者にとって言語は意味があり、私たちは言語が与えるルールにおいてコミュニケーションをとっている。ウィトゲンシュタインはこの言語ルールを言語ゲームと呼ぶ。

「ありがとうございました」という言葉から「どういたしまして」という言葉につながるのも、言語ゲームの一つである。スポーツやゲームと同様、言語ゲームもみんなが共通して認識するルールを要する。

ウィトゲンシュタインは後期代表作の「哲学探究」で言語ゲームについて論じている。

ポイント

高校倫理では、ウィトゲンシュタインは次の点をおさえよう。

  1. 前期で「論理哲学論考」を著した
  2. 後期で「哲学探究」を著した
  3. 厳密な論理を哲学に持ちこんだ
  4. 「語り得ないことについて沈黙しなければいけない」
  5. 言語ゲーム

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