アルカリ金属は周期表の水素を除く第1族の元素のこと。最外殻電子は1個であり、1価の陽イオンになりやすい。アルカリ金属は1価の陽イオンになると閉殻(希ガスの構造)になって安定する。
アルカリ金属の単体は水や空気(空気中の酸素)と自然に反応する。
イオン化エネルギーは基本的にアルカリ金属が最も低い。空気中に放置すると自然に発火するため、アルカリ金属は石油などに保存する。
アルカリ金属を炎に入れると、その金属に特有の色を呈する。これを炎色反応という。カリウム、ルビジウム、セシウムはどれも紫に近い色である。リチウム、ナトリウム、カリウムは「リアカーなきK村」と覚える。
炎色反応
元素 | 色 |
---|---|
Li | 赤 |
Na | 黄 |
K | 赤紫 |
Rb | 紫 |
Cs | 青紫 |
次の元素のうちアルカリ金属でないものはどれか。
ベリリウム
アルカリ金属の性質として間違っている説明はどれか。
3
アルカリ金属は1価の陽イオンになりやすい。2価の陽イオンになりやすいのはアルカリ土類金属。
次の文章の空欄に当てはまる言葉を入れなさい。
アルカリ金属の最外殻電子は( 1 )個であり、陽イオンになると電子の配置は( 2 )族元素と同じ構造をとる。
アルカリ金属の炎色反応は、( 3 )は黄色、( 4 )は赤色を呈色する。炎色反応は、金属の( 5 )状態と基底状態のエネルギー差によって生じる。