アリストテレスをざっくりわかりやすく解説:知性的徳と倫理的徳
アリストテレスはさまざまな分野を探求した学者です。高校倫理では「形相と質料」「観想」「知性的徳」「倫理的徳」などを考えた哲学者として習いますが、他にもいろいろな業績が残っています。
知性的徳と倫理的徳
人間には知性的なところと感情的なところがありますね。
- 知性
- 感情
勉強しないといけないと思うことは知性の部分。でも疲れているから勉強したくない、というのは心と感情の部分。人間はいつも知性と感情の間を動いています。
アリストテレスは知性の徳を知性的徳、感情の徳を倫理的徳としました。
- 知性→知性的徳
- 感情→倫理的徳
倫理的徳
倫理的徳は感情の徳です。倫理的徳は一長一短に身につくものじゃない。まったく勇気のない人がいきなり勇気を持って、軍人のように行動することはない。長い時間をかけて精神的・肉体的な訓練を重ねて、勇気のある人間になる。
倫理的徳はある意味で、良い生活習慣、正しい行動のくりかえしの上にあります。
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