カーボ・ローディングのすすめ:試験数日前は餅などエネルギーの高い食品をとろう(チョコレートもおすすめ)
日本のマラソン選手の多くがレース数日前から餅を食べる話は有名です。この「餅戦略」(カーボ・ローディングという)は大学受験にそのまま通用するので、ぜひ実践してください。
カーボ・ローディングは持久力を要するマラソンなどで有効とされています。マラソン当日はエネルギーを大量に消費するため、あらかじめその分のグリコーゲンを体に貯蔵しておく必要があります。しかしグリコーゲンの消費と貯蔵の調節は科学的な知識をきちんと持たないとうまくいかず、下手な管理を行った結果かえってコンディションが低下する場合もあるので注意しましょう。
カーボローディング
ここではマラソン大会当日を模擬試験当日とみなし、模擬試験数日前からの有効なカーボ・ローディングについて説明します。
難関大学を目指す高校3年生・浪人生のほとんどは勉強中心の生活を送って毎日疲れているはず。疲れた状態で試験を受けてもいい結果はきません。そこでハードな勉強は試験4日前までに終わらせて、3日前から前日までは適度な勉強に済ませてください。このくらいの勉強時間だったら疲れないという目安時間があると思います。
勉強方法を変えるのも有効です。机に向かってシャーペンを走らせるばかりの勉強は疲れますが、ベッドに横になって参考書を眺める勉強はあまり疲れないでしょう。試験3日前になったら疲れない勉強法にシフトしてください。
次に食事。4日前までは通常のバランスのとれた食事をとり、3日前になったら一気に餅などの高炭水化物を摂取してください。高炭水化物生活は3日前から当日朝まで続けます。これによって肝臓に蓄積されるグリコーゲン量が通常よりも多くなります。
京大受験生は特に実践する必要があるでしょう。京大は他大学と違い英語、数学、国語、選択科目のすべてを1日で行うので、夕方以降は体力との戦いになっていきます。(※私は駿台の京大模試を受けた際、最後の国語で明らかに思考能力が衰えて普段の力をほとんど発揮できませんでした)
受験当日にいきなり試すわけにはいかないので、普段の模試で何度も何度も試し、自分にあった休息期間とエネルギー摂取法を見つけてください。最後に私が受験当日の朝に食べたメニューを紹介します。
- ご飯(茶碗2杯分)
- 牛肉1人前
- ヨーグルト
- 味噌汁
- チョコレート(明治の「ガルボチョコレート」2箱)
私は餅が非常に嫌いだったので、餅と並んで代表的な高炭水化物のチョコレートをたくさん食べました。まず朝に食べて、試験開始1時間前も食べて、昼休みも食べました。試験数日前から当日までもチョコレート漬けでした。
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