エッセイ 教育

いじめが怖くてゴールデンウィーク明けの学校がつらいという学生に伝えたいこと

私もよくいじめられていたので、いじめで苦しむ人の気持ちはよくわかります。ゴールデンウィークや夏休みの後がとてつもなくつらいんですよね。学校に行きたくないし、できれば学校を辞めたい。

しかし実際はそういうわけにいかないから、本当にしんどい。今回は勉強が嫌いだから行きたくないという怠け者ではなく、いじめを受けるのが怖いという人に向けて三つのエッセンスを伝えます。

とにかく休み時間は教室にいない

授業中に人をいじめる人はいない。いたらその学校は狂っています。いじめはだいたい休み時間に起きるので、休み時間は教室の外にいましょう。できれば友だちのいる他の教室か、図書館あたりに逃げる。

先生と仲良くなって職員室にいつもいるという方法もあります。私の同級生にそういう人はけっこういました。

いじめを回避するには、いじめる人のいないところに行くしかない。今はLINEを使ったいじめもありますが、知らないところで悪口を言われても気にしてはいけない。

陰口は本当に嫌だけど、日本に生きるかぎり裏で悪口を言われるのは避けられないと思ったほうがいいですね。重要なことは身体的ないじめを避けることで、ネットやアプリでのいじめは見てみないふりをしよう。まあ、これがすんなりできたら苦労しないけども…。

午前中だけ、または午後だけという日をつくる

午前中だけ出席する日をつくるといいかもしれない。時間が短ければなんとか耐えられるでしょう。いじめは昼食や昼休みの間によく起きるので、ここをとばすだけでいじめられるリスクはだいぶ減ります。

授業の出席日数が減っても進級できるように調節しながらやる必要があります。学校と家族がきちんと相談してスケジュールを組まないといけませんね。

とにかく勉強する

一番は勉強です。いじめの苦痛を勉強でまぎらわすことが大切。「受験まであと○○日しかない、もっと勉強しなくちゃ」と思っていれば、いじめの苦痛を正面から受けることはない。

なにか言われたら「わかったよ、はいはい」と適当に流そう。それができないのは、いじめを受けている生活が中心になっているからです。学校生活でなく受験生活を軸にすれば、この「受け流す」力が身につきます。

私も勉強でいじめをごまかしていました

私はいじめを受けるたびに「将来はこいつより上になってやる」と思ってきました。いじめを受けている苦痛を感じたくないから、ひたすら勉強して勉強の苦痛に浸っていたのです。これは小学生のときから高校生のときまで、つまり青春時代のすべてです。

そういう事情のせいで、私は物心がついたときから東大に入学するまで、ずっと地獄のような勉強人生を送ってきました。

小学生のときは殴る蹴るはもちろん、ドラマで出てくるようなありとあらゆるいじめを受けたので、二十年以上経った今でもたまに夢に見ます。中学校と高校は開成ですが、一時期ひどいいじめを受けました。どの時期も、勉強して金持ちになって上になってやると思って、なんとか過ごしていました。

結果、今の私は働かなくてもお金がざくざく入ってくるお金持ち。小学校、中学校、高校にいたすべての同級生より豊かな生活を送っているでしょう。これが逆転ホームランというやつ。さらっと嫌味を言ったけど、これを嫌味ととらえるのは今までいじめを受けたことがない人です。私に嫉妬しない人は今いじめを受けて苦しんでいる人でしょう。

だいじょうぶです。あなたも努力すれば逆転勝利します。世界は学校と違うのです。

つらくてしんどいと思っている人もたくさん勉強してください。勉強して頭をよくすれば、あなたをいじめている同級生をはるか上空から見下せるようになります。だからといって私は人を見下して生きていませんよ。人を見下す人は人に見下されてイライラしている人です。私は、私を見下すことができる人は日本にほとんどいないので、人を見下す必要もほとんどない。

そう考えると、人をいじめている人はコンプレックスがあるのかもしれない。自分が不細工だから、自分よりチヤホヤされている人をいじめるのかも。頭が悪いから、頭のいい人をいじめるのかも。嫉妬がいじめの原動力です。なのでいじめっ子は生まれつきの負け組といえます。

あいにく日本は、努力よりも嫉妬を優先するタイプがほとんど。日本人は真面目という人がいるけど、全然そんなことはない。実に笑える評価です。私からしたら、ほとんどの日本人はろくに勉強も仕事もしない怠け者。だから日本で勝者になるのはそんなに難しいことではない。きちんと正しい方向に努力すればあっけなく勝者になる。

あなたも今のうちにきちんと勉強すれば、あなたをいじめている人をこき使えるような身分になれるでしょう。そう思えば、もう少し学校に行ってみようか、という気になりますよね。

重要な心がまえは、無駄に頑張らないことです。人間関係で苦労する必要はなく、勉強だけで苦労すればいい。そして早いうちにお金の勉強をして、社会の上流階級に入るための準備をしてください。開成にいた私の同級生たちはドラゴン桜を読んでいたけど、私はビル・ゲイツの人生を本で読んでいました。あなたも勉強や受験を目的ではなく、自分を豊かにする手段と考えてください。これが勝者になるための第一歩です。