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乾電池と豆電球の直列つなぎと並列つなぎ|中学受験理科

乾電池が1個、豆電球が1個の時、明るさが1とします。直列つなぎや並列つなぎを考えるときは

乾電池1、豆電球1、明るさ1

を基準にしてください。

乾電池の直列つなぎと並列つなぎ

乾電池

乾電池の直列つなぎ

上図を見てください。乾電池の直列つなぎでは、乾電池の分だけ豆電球が明るくなります。乾電池を2個にすると明るさが2になります。

乾電池1個 → 明るさ1
乾電池2個 → 明るさ2
乾電池3個 → 明るさ3

乾電池の直列つなぎは一番シンプルでわかりやすいでしょう。

乾電池の並列つなぎ

もう一度上図を見てください。乾電池の並列つなぎでは、乾電池を増やしても豆電球は明るくなりません。豆電球の明るさは変わらないのに電池が増えるということは、1個の電池から出る電流が少なくなるということです。つまり電池の「もち(寿命)」がよくなります。

  • 乾電池を増やしても明るさは変わらない
  • 1個あたりの乾電池はもちがよくなる

豆電球

豆電球

豆電球を2個以上つなぐ時は、直列つなぎも並列つなぎもかなりややこしいので注意しましょう。

豆電球の直列つなぎ

豆電球の直列つなぎでは、豆電球を増やすと豆電球の明るさがどんどん暗くなります。豆電球が2個のとき、明るさは1/2になります。豆電球が3個のとき、明るさは1/3になります。

  • 豆電球を増やすとそれぞれの明るさは暗くなる
  • 電池のもちはよくなる

豆電球の並列つなぎ

豆電球の並列つなぎでは、豆電球を増やしてもそれぞれの豆電球の明るさは変わりません。

  • 豆電球の明るさは1で変わらない
  • 電池から出ていく電流が2、3となっていく

豆電球の明るさが変わらないのに、乾電池は1個。豆電球を増やせば、乾電池から出ていく電流がどんどん大きくなります。

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