Irohabook
0
5294

高校化学で習うカルボン酸一覧

カルボン酸はCOOHをもつ有機化合物で、ギ酸や酢酸などがある。COOH以外に二重結合をもたないカルボン酸を飽和カルボン酸、二重結合以上の結合をもつカルボン酸を不飽和カルボン酸という。

基本

  • ギ酸
  • 酢酸
  • マレイン酸
  • フマル酸

応用

  • シュウ酸
  • ステアリン酸
  • オレイン酸
  • リノール酸
  • リノレン酸
  • 乳酸
  • アジピン酸

発展

  • クエン酸

カルボン酸その1

カルボン酸リスト
カルボン酸リスト2
カルボン酸リスト5
カルボン酸リスト6

ギ酸はホルムアルデヒドを酸化したもの、酢酸はアセトアルデヒドを酸化したもの。アルデヒドを酸化するとカルボン酸になる。

ギ酸はアルデヒドであるホルムアルデヒドの酸化物でありながら、同時にアルデヒド基をもつ。ここがややこしいポイント。

カルボン酸リスト16

酢酸はアルデヒドではない。またマレイン酸とフマル酸は互いに幾何異性体であり、マレイン酸は分子内脱水によって無水マレイン酸になる。

カルボン酸4
カルボン酸5

カルボン酸その2

カルボン酸リスト3
カルボン酸リスト7
カルボン酸リスト9
高分子

ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸はすべてCOOH以外の炭素が17個ある。その炭素についている水素が35、33、31、29になっている。これは二重結合が1つずつ増えるためで、ステアリン酸は飽和カルボン酸だが、それ以外はすべて不飽和カルボン酸。

オレイン酸とリノール酸は家庭用油によく使われる。また乳酸は不斉炭素原子をもち、光学異性体をつ。

カルボン酸その3

カルボン酸リスト15

クエン酸は3つのカルボキシ基がある。

次の記事

有機化学