連載 ミニ自己啓発

夢がない中学生、高校生、大学生は得意なものを一つだけ見つけよう

「私は夢がありません。どうすればいいですか?」みたいな質問が届いたので、ここで回答します。

結論:得意なものを一つだけ見つける

得意なもの、つまり技術があれば、人はそこから夢を発掘します。なので、夢がない中学生は得意ななにかを見つけよう。夢がない高校生は得意な分野を見つけよう。夢がない大学生は得意な技術を見つけよう。

得意なものがないと、人はコンプレックスの塊になり自信を失います。自信がない人は夢をもちません。夢をもつ人は多かれ少なかれ得意なものがあり、そこに依存しているのです。

私の経験

私はクソみたいな学生でした。数学以外はなにもできないパッパラパーのできそこない。精神年齢が低く、言語能力は最悪で、誰よりものろまでした。ただ、数学という武器のおかげで、なんとか夢をもって生きることができました。私の夢は数学者というシンプルな職業でした。

そして数学ができたから、開成中学校に入って、東京大学に入ったのです。これを読んでいる受験生はたぶん毎日一生懸命勉強しているでしょう。合格に向かうには力が必要です。力の源泉は夢であり、夢の源泉は「得意」です。

私は今も数学のおかげで仕事をしています。私はプログラマー・データサイエンティストとして作りたいものがたくさんあります。その夢はやはり数学という得意から生まれています。数学はコンピューター技術と最も相性のいい分野です。

夢とは、おそらく得意からしか生まれません。得意じゃなかったら、第一にそれを好きになれない。好きじゃないものを夢にしようと思わない。夢がない人のするべきことは、気づいていないだけですでにある「得意」を一つだけ見つけること。

得意なものは一つだけでいい

もし私が地理も得意だったらどうだったでしょう。ピアノもすごく得意で、弁論大会で優勝できるほどお喋りがうまかったら? おそらく今の私はなかった。

ピカソは絵以外に際立った才能があったでしょうか? モーツァルトやアインシュタインは? ニュートンの運動神経は抜群だったでしょうか?

結局、頂点の人たちですら、たった一つの得意しかないのです。ベートーヴェンは音楽という得意しかもっていない。夢を最後まで追いかける人は若いときに「得意」を見つけて、圧倒的な努力をしてきた人です。

得意は二つもいらない。

自分だけの得意を一つ見つければ、やけくそにならずにすむでしょう。