漁法は次の六つがある。
漁法 | 内容 |
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定置網 | 網を同じところに設置し、集まってきた魚を捕まえる |
まき網 | 船で大きな網を、海を巻くように下げる |
底引き網 | 海の底を引くように網を下げる |
さし網 | 魚の通り道に網をかけて、魚の頭を引っかける |
一本づり | 釣り道具で魚をつる |
はえなわ | 長い縄に枝となる縄をたくさんつけて、その先に釣り針をつける |
多くのまき網漁業は2隻以上の船が協力して行う。中学受験の社会では、まき網漁業でつれる魚としていわしがよく出題される。
大中型まき網漁業では、網船、探索船、運搬船などの4-6隻で、または省エネ・操業コスト削減等の観点から網船と運搬船の2隻で船団を組み、わが国周辺沖合の広大な水域において、周年、アジ、サバ、イワシ、カツオ、マグロなど多獲性浮魚を漁獲しています。
年々、船団数は減少傾向にありますが、現在約100ヶ統の大中型まき網漁業船団が年間約90万トン、約1千億円(わが国海面漁業の漁獲量の約20%、水揚金額の約10%)の水揚を行い、わが国漁業生産にとって最も重要な漁業のひとつとなっています。
底引き網はトロールともいう。1隻で行うことが多く、1隻による底引き網漁業は日本の漁獲量の7〜8%を占める(一般社団法人全国底曳網漁業連合会の平成22年度データより)。
はえなわは網を使った漁法よりも手間がかかる場合が多い。縄は後で回収する。