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黒鉛の性質と構造

黒鉛は鉛筆の芯や乾電池などに使われる物質で、炭素からなる。

上図の茶色の球が炭素で、六角形(蜂の巣)を描くように結合して一枚の層(グラフェン)をつくっている。グラフェンがいくつも重なって黒鉛になる。

グラフェンとグラフェンは分子間力で結合しているため、やわらかい。分子間力は分子と分子の間にはたらく引力で、イオン結合などに比べて弱い。

一枚一枚のグラフェンは、共有結合に(直接には)関わらない電子があり、グラフェン上を移動できる。それがグラフェンと黒鉛の電気伝導性につながっている。

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