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生物の進化~相同器官と痕跡器官(中学理科)

生物は進化と絶滅をくりかえして、やがて魚や鳥などのセキツイ動物が生まれた。セキツイ動物は魚類、両生類、ハチュウ類、ホニュウ類、鳥類の5つがある。

最も原始的なセキツイ動物は魚類であり、魚類の一部が陸に上がって両生類に進化した。

両生類以降の進化はとても複雑だが、学校では次のように習うかもしれない。

★ハチュウ類とホニュウ類は両生類から進化した
★鳥類はハチュウ類から進化した
★最も新しいセキツイ動物は鳥類

ホニュウ類の最古の先祖は、ネズミのような形をした「アデロバシレウス」という生き物で、中世代三畳紀頃に生まれたと考えられている。

鳥類は、恐竜(ハチュウ類)の一部が進化した生き物であるという説がある。

相同器官

カエルの前足と鳥の翼は一見まったく違う。カエルにとって前足は体を固定するための足であり、鳥にとって翼は飛ぶためのもの。

しかしカエルの前足と鳥の翼は、進化する前はもともと同じだった。このように起源が同じ器官を相同器官(そうどうきかん)という。

痕跡器官

くじらは後ろ足を使わない。くじらの後ろ足のように、役割のない痕跡だけの器官を痕跡器官(こんせききかん)という。

人間では尾てい骨という骨が痕跡器官にあたる。

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