LaTeXコマンド 無限(無限大)をいろいろなパターンで書いてみる
無限はLaTeXでinftyと書きますが、「∞ではダメか?」という純粋な疑問からいろいろなパターンで無限を表現してみます。
\lim_{x\to\infty}f(x)
\lim_{x\to{∞}}f(x)
\lim_{x\to∞}f(x)
\lim_{x\to{\mbox{∞}}}f(x)
texの純粋な文法しか知らなかった私は、∞がきちんと出力されることに衝撃を受けました。三番目はto∞とつながっているにもかかわらず正常に表現されています。そして∞をmboxに入れると∞が大きく表現されることにも驚きました。
なお一番上の書き方が一般的な書き方です。改めてきちんと書くとこうなります。
\lim_{x\to\infty}f(x)
無限とマイナスの相性実験
マイナスは予期しないエラーをもたらす厄介な記号ですが、無限との相性を今回も調べてみます。無限にはプラスとマイナスがあります。
\lim_{x\to\infty}f(x)
\lim_{x\to-\infty}f(x)
\lim_{x\to -\infty}f(x)
\lim_{x\to - \infty}f(x)
\lim_{x\to{-\infty}}f(x)
マイナスをどのようにつけてもきちんと表示されました。中括弧は文法を厳格にする上で役に立ちますが、同時に構造の見栄えを悪くするため、どこでどう使うかがポイントになるでしょう。無限の場合はたとえマイナスありでも中括弧抜きでいいかもしれない。
※なお上の実験の四番目に注意すると矢印とマイナスがくっついています。これはマイナスがハイフンとなっているからです。四番目の書き方は環境によってエラーを引き起こすでしょう。マイナスは前後に半角スペースを作らないというルールがあります。
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