私は神経質のせいか、室内が殺風景です。きれいに美しく維持しているせいか、友人に「一年間入っていた部屋とは思えない」と言われました。どうすればカップラーメンを散らかしっぱなしの部屋、あるいは服とタオルが散らばった床の上を歩くような部屋にならずにすむか、考えていきます。
部屋をきれいに、気持ちをすっきりさせて生きていくために心がけていることは以上になります。
言い過ぎだろうことをあえて言うと、無駄なものを買うことは自分を二つの意味で不幸にする。第一にそのものに自分の財産が奪われることで。第二にそのものを管理しなければいけない拘束感と将来発生する時間の制約で。ものを買って、そのものを整理するために百円ショップの整理グッズを買うというありさまは、一番避けるべき生活習慣です。だめ、絶対。
唯一信頼できるものはクイックルワイパーという掃除グッズ。私は花王の社員でも花王のファンでもありませんが、この商品ほど日本の住宅にうまく適合した掃除グッズはないでしょう。くるくる回りながら動いて掃除してくれるロボットはいりません。
ペットボトルは買わない。ペットボトルは会社で飲みほして、会社のゴミ箱に捨てて帰ってください。ペットボトルはゴミになるとかさばります。私は一つの戸棚と玄関を「いらないもの入れ」としてまとめているため、ここにペットボトルのゴミが入ってくるとはちきれそうになります。ペットボトルは言うまでもなく最もかさばるゴミであり、少し運ぶだけでジャカジャカ鳴るうるさいものです。できるだけ家にペットボトルを入れないようにしよう。
靴を買わない。これは人によって我慢のできない習慣かもしれませんが、私は玄関の下駄箱に各種のマニュアルや税金の支払いの書類などが一括で入っているため、靴は三足までしか置くことができません。書棚を置かないという厳格なルールを守ろうとすると、下駄箱が優れた書棚になってくれるので、靴はなかなか入れられません。
本も買わない。どうしても読みたい本は図書館で買います。ほとんどの本は一度読んだたらもう読まないという本であることがほとんどでしょう。その本をいちいち買っていたら、財産は経るうえに、やがてものが増えて邪魔になってしまうだけです。本は図書館で借りて、集中して読み、すぐ返すようにしましょう。
これは私がずいぶん失敗した経験です。デスクトップパソコンはなにしろかさばる。モニター、マウス、キーボード、そして図体の大きい傲慢な黒い電源コード。これだけで部屋の三分の一の景観と場所をだめにします。
MacBookを素直に買う。それだけで机がとても美しくなり、使い勝手がよくなります。
マニュアルの類にかぎらず、一年に一回見るか見ないかというものは、一箇所にまとめて台所、玄関、あるいはトイレの備えつけの棚におしこんでしまおう。