中2連立方程式の解き方と計算問題(代入法と加減法)
連立方程式は代入法と加減法という二つの解き方があります。加減法はやや難しいため、最初は代入法を勉強しましょう。代入法は x または y の式をもう一つの式に代入するというやり方です。
例題
\[ x = 2y + 1 \\ 3x - 5y = 5 \]
解答
$x = 2y + 1$ を $3x - 5y = 5$ に代入すると
\[ 3 (2y + 1) - 5y = 5 \\ 6y + 3 - 5y = 5 \\ y + 3 = 5 \\ y = 2 \]
となる。$y = 2$ を $x = 2y + 1$ に代入すると
\[ x = 2 × 2 + 1 = 5 \]
となる。以上より
\[ x = 5 \\ y = 2 \]
となる。
連立方程式の加減法
x = ... や y= ... といった式がない連立方程式は加減法で求めます。
\[ 2x + 3y = 8 5x - 7y = -9 \]
この連立方程式は次のように解きます。
① $2x + 3y = 8$
② $5x - 7y = -9$
①と②の $x$ の係数をそろえる。① × 5 と ② × 2 を計算する。
\[ 10x + 15y = 40 \\ 10x - 14y = -18 \]
上の式から下の式を引く。このとき左辺は左辺、右辺は右辺で引く。左辺と右辺を別のものと考えよう。左辺を見ると $10x$ と $10x$ で消える。$15y - (-14y) = 29y$ となる。右辺は $40 - (-18) = 58$ だから
\[ 29y = 58 \\ y = 2 \]
となる。最初の式 $2x + 3y = 8$ に代入すると
\[ 2x + 3 × 2 = 8 \\ 2x + 6 = 8 \\ 2x = 2 \\ x = 1 \]
となり
\[ x = 1 \\ y = 2 \]
となる。
中2数学
-
連立方程式の例題(中学数学)035
-
連立方程式の代入法を超ざっくり解説031
-
因数分解が平方完成みたいになるパターン041
-
単項式と多項式の計算問題|中学数学0794
-
中2連立方程式の解き方と計算問題(代入法と加減法)09392
-
傾きと1点の座標から1次関数を求める問題08734
-
一次関数の傾きと切片を求める問題011494
-
中学数学 因数分解の解き方と練習問題05491
-
中2数学 連立方程式の解を選ぶ問題0462
-
中2数学 連立方程式の文章題の解説(人数と割合)01252
-
単項式と多項式の項と次数|中学数学014871
-
等式の変形|中2数学(式の計算)02224
-
中2数学まとめ(解説と問題)03553
-
単項式の意味と係数と次数 確認問題つき0494