東京大学の進学振り分けで理学部最底辺の数学科に入って結果的に得した
数学科は最底辺の学科で間違いなかった。私は大学に入って余計な勉強をしなかったので、平均点はたしか70点くらいだった。いや、70点も達してないかも。その点数でいける理学部の学科はほとんどない。
数学科
情報学科
の二者択一だった。なので数学科に入ることにした。そもそも私は数学以外になんのとりえもなく、アインシュタインのように物理の新発見をする気力もなかった。化学と生物にはいっさいの興味もなく、地球惑星科学にはみじんも関心がなかった。そうすると数学科と情報学科くらいしか残らない。
しかし、この劣等生が入る数学科と情報学科こそが、今一番の花形といえるかもしれない。時代がそうなってしまった。プログラミングはもちろんできて当然の世界になり、その上でデータ解析ができないと付加価値の高い仕事はできなくなった。Rubyでアプリをつくっても付加価値はほとんどない。付加価値はデータ解析とその応用にある…。
そうすると統計学はもちろんわかっていないといけない。もっと言うなら、線形代数はもちろん、測度論やルベーグ積分、微分方程式、関数解析もかじったほうがいいかもしれない。そうすると最初から数学科に入ったほうがいいということになる。
だから私は今のところ最短ルートを通っていることになる。とも考えられる。
東京大学にいるあなた、もし進学振り分けで理学部に入ろうと思っているなら、数学科がたぶん一番いいと思います。
ただ、数学は単体だとほとんど役に立たない学問でもある。金儲けを考えるなら、数学の向こうにある応用を考えないといけない。例えばその一つに金融工学がある。金融工学を知っていて、しかも数学科にはない社交性と明るい性格があれば、Jim Simonsのように億万長者にたぶんなります。
数学科にいる人も、数学科に入りたい人も
Jim Simons
という大富豪についてよく調べることを強く勧めます。
彼の人生を調べたら、あなたの将来はたぶん変わる。数学に対する見方が変わるのです。代数幾何学の黄色い本や、代数的整数論の厚さ5smくらいある分厚い本を勉強する前に、まずJim Simonsの人生を頭に入れることがなにより重要でしょう。
Jim Simonsはリーマン幾何学などの微分幾何学系の研究をして、若くして有名な功績を残しながら、なぜかヘッジファンド(Renaissance Technologies、世界で最も巨大なヘッジファンドの一つ)をつくった。
Time is Money, Math is Money.
という真実にたどり着くと、見える将来が変わってきます。私も最近つくづく実感しています。
数学は、本当に金になる。中産階級が金持ちになるには、数学が必要。
金儲けに必要な数学はたぶん、微分積分、線形代数、測度論、統計学、微分方程式、グラフ理論です。
そして数学科にいる人はアキネーターを自作するべきです。アキネーターもどきがPythonで開発できたら、たぶん500万円くらいは簡単に手に入る。実際に金儲けするときはコンセプトもビジネスも変えてリリースしないといけないけど、その開発で生まれたソースコードは金のなる実で、金が金をつくっていく状態になるのは時間の問題という感じになる。
数学がつくる資産というのはコピーできるので、時間が経つと指数関数的に資産価値が増える。ここに気づくかどうかで人生が変わります。
夏休みを利用してアキネーターをつくろう。
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